note
感じたままに書きとめる
ランジェリーノート
note -Lingerie-
現役の下着販売員が書きつづる
Sawrenとワコールのブラジャーを比較してみた
こんにちは。現役下着販売員のRUNaと申します。
このコラムでは、インポートに興味はあるけど「着けたことがないから不安」「もっと詳しい情報が知りたい」という人のために、私個人がSPLASHのインポートランジェリーを実際に試してみた感想を体験レポートとして書かせていただきます。
今回はポーランドの高級ランジェリーブランド「Sawren」と日本の大手老舗ランジェリーブランド「ワコール」の定番のカップパターン、プッシュアップブラを比較していきます。 同じ商品名のブラジャーのそれぞれの良さ、特徴からみなさんの下着選びのヒントになるような内容になっていたら嬉しいです。
- 1. 商品情報
- 2. 着け心地、機能性
- 3. デザイン
- 4. メリット、デメリット
- 5. 比較結果まとめ
商品情報
ブランド | Sawren(サブレン) | |
---|---|---|
モデル | Lovely push | |
サイズ | 75F |
全工程ハンドメイドで大量生産できない高級ブランド。こちらのブラジャーは程よくバストを寄せて上げてくれる3/4カップです。
ブランド | ワコール L'ge(ルジェ) | |
---|---|---|
モデル | プッシュアップブラ | |
サイズ | 75F |
ワコールブランドの中の量販店限定ブランドです。可愛らしいフラワーテイストと着けていてハッピーになれるカラー、デザインが特徴です。
注目ポイント
「プッシュアップ」の機能とは?
それぞれのブラジャーの特徴
着け心地
アンダー部分の伸縮性が良くとても楽な着用感です。ワイヤーの前中心部分は高い位置までくるのでバストをしっかり上げてサポートしてくれます。カップ肌側はコットンライクな生地になっているので肌当たりが良いのもポイント。コットンが入ったワイヤーブラは少なく、肌がデリケートな人にも使いやすいブラジャーですね。
カップはワイヤー幅が広めで窮屈感なくバストにフィットします。カップ接ぎ部分は内側(からだ側)に向かって倒れるようにカーブしているので上辺が浮きにくく、バストトップの位置が高めのシルエットに。バストに高さが出ることで重心が上にいくのでスタイルアップにも繋がりますよ!バストボリュームを出し、更にバストの左右差の調整もしやすいパッドが入っているのでふっくらとした胸元を自然と演出できるのも嬉しい機能です。
しっかり寄せて上げてメリハリをつける補正ブラというよりは楽なつけ心地と適度な美胸メイクをするデイリーブラという印象を受けました。また、普段使っているサイズから変更しなくても大丈夫でした。インポートランジェリー初心者の人でも選びやすいサイズ感だと思います。
サイドボーンが入っておりカップ土台が付いているタイプなので、しっかりバストを支えて横流れを防ぎ補正するタイプだと思います。Sawrenに比べるとつけ心地が少ししっかりしますが、前中心部分は低くワイヤーの当たりを軽減しているので窮屈感や苦しさはありません。
両方のブラジャーを重ねた時、ワイヤーの幅、円郭はほぼ一緒(少しSawrenの方が広くてゆったりしています)でしたが、カップ部分はL'geの方がなだらかな丸みをしているのでボリュームを強調し過ぎません。日本人の柔らかく、変化しやすいバストに馴染むようにカップのデザインが設計されている印象を受けました。
デザイン
凹凸感が少ない刺繍なので、夏はTシャツ一枚で着ても悪目立ちせずとても便利です。日本人の肌と相性の良いサーモンピンクは、どの年代が着用しても綺麗にバストに馴染んでくれるので汎用性の高さも抜群です。仕事でもおでかけでも洋服と合わせやすく、シルエットメイクがしやすいです。。
ワコールグループのプッシュアップブラはどのブランドもデザイン性が高く、刺繍やアップリケも贅沢に使っているものが多い印象ですが、これも贅沢なフラワー刺繍が華やかです。ただし刺繍の凹凸感があるので、薄着の時はニットやランジェリーでカバーすることが個人的にオススメです。
メリット、デメリット
Sawrenのメリットは、つけ心地が軽めなので1日着けていても快適なこと。バストシルエットが綺麗に出るのもメリットのひとつです。
ワコールL'geはワイヤーの前中心部分が低めの設計で、ワイヤーが苦手な人にも合いやすい。カップの高さが控えめで、柔らかくて変化しやすい日本人のバストにも馴染みやすいです。
Sawrenのデメリットは、バック部分の幅がそんなに広くないので肉質が柔らかい人は背中に段ができる可能性があること。また、前中心のワイヤーの位置が高めなのでワイヤーブラに慣れていない人やワイヤーが当たって痛くなる人には向きません。
ワコールL'geは刺繍の凹凸感があるので、薄手のTシャツやニットに合わせにくいかもしれません。
比較結果まとめ
・Sawrenは、つけ心地が楽で高さの出るスタイルアップ&美胸タイプ。つけ心地は楽な方が好きで、バストを綺麗に整えたい人におすすめ。
・ワコールL'geは、適度な補正力とナチュラルな丸みシルエットタイプ。しっかり安定した着用感が好きで、程よく丸みを出したい人におすすめです。
まとめポイント
・プッシュアップブラの機能はバストを「押し上げる」
・同じ機能のブラでも着けた時の体感は全然違う
いかがでしたか?
Sawrenはつけ心地が軽いのにバストシルエットが良く、デザインも洗練されている印象を受けました。シンプルだけど、刺繍のデザインや配色が綺麗でとにかくオシャレなんです。
一方比較した日本製ブラはバストメイクと補正をきちんとして「ブラジャーをつけています」という感覚が強いように感じました。みなさんはどちらのタイプがお好きですか?
同じサイズ、ほぼ同じワイヤーの幅、カップの大きさなのに設計を変えるだけで着けた時のイメージが全然変わることころに、ブラジャーの奥深さを感じました。私は自分のライフシーンに合わせて使い分けていきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。 次のレポートも楽しみにして下さると嬉しいです。
今回、ご紹介したSawren(サブレン)のブラジャーは下記の商品です。
メモを取るように感じた事をそのまま書いてもらうノート。または思い返して読み直す過去のライブラリーとしてのノート。ランジェリーについての様々なノートとして書きつづります。
©2018 SPLASH.全ての文章は著作権で守られています。無断転載・無断使用、まとめサイト等への引用を厳禁いたします。