ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム

ヴィンテージ生地でサスティナビリティ！LUVA HUVA

SPLASH特派員のsachiです。

時代はサスティナビリティを強く意識していますね。 一時的な快適さや利益だけを追うのではなく、持続可能性という視点で物事を考えることで環境問題において最も大切なキーワードのひとつとなっています。 企業による取り組みだけでなく、教育の分野でも未来のグリーンリーダーを育てるインターナショナルスクールが人気だったりします。

サスティナビリティという考え方はコロナ禍でさらに大きく変化しました。消費者が”自分らしく生きる幸せ”について、以前より自分のこととして捉えるようになったのです。

筆者はイギリスのチャリティショップというシステムに大変敬意を表しており、手入れをされたイギリスのセカンドハンド（中古）家具や食器類を宝物探しのように見て回るのが大好きなのですが、お気に入りに出逢えたときは使い捨てにしないですむことなど一石五鳥くらいの良いことがあります。

コラムを執筆するなか、サスティナビリティをランジェリーに取り入れている素敵なLUVA HUVAを発見しました。今回は少々興奮気味に紹介させていただきますので宜しくお願いします！

イギリス南東部にあるブライントンという街はイギリスのビーチリゾートとして有名で、ロンドンから電車で1時間半ほどでアクセスできることからもとても人気です。ユニークな文化、楽しいショップ巡りも魅力ですし、日本から語学留学する人が多かったりします。

ブライトンに「道徳的なランジェリー」をモットーにするLUVA HUVAがあります。 道徳的というのは道徳的な責任、道徳的な見地であり、オーナーのジョアンナの強い思いがランジェリーづくりに込められています。

まずはいくつかLUVA HUVAのコレクションをご紹介しましょう。

美しい色づかいのレースが締め付けのない自然なラインをつくりボディラインを優しく包むもの、女性が永遠に憧れる可愛さを小花のプリントで表現しているもの、女性がラインジェリーをつけることで自分自身に向き合うお手伝いをしているかのようです。

さて、LUVA HUVAは「道徳的なランジェリー」という理念のもと、これらの美しいコレクションを創り出しています。 ランジェリーづくりの素晴らしさを想像していただくため、2つのこだわりを紹介しましょう。

- 使用する生地
ヴィンテージ生地など人と地球を考慮し生地を選ぶ。ローカルのサプライヤーやプロデューサーとなるべく関わることも大切にしている。 大量廃棄というファッション業界の問題に代わる、持続可能で地球に優しいものを提供することに強い責任を果たすという明確な理念によって、竹・大豆・リネンやオーガニックコットンなどエコフレンドリーな素材を選び使用する。これらを使用したランジェリーづくりは10アイテムを限度に、廃棄される生地も再利用される。

- 小さなプロ集団による手づくりランジェリー
4人の女性と一匹の犬ミリーというメンバーのLUVA HUVA。この小さな集まりにより、無料のサイズ測定から始まり、オーダーメイドのランジェリーも提供。デザインから縫製そして最後のラッピングまで配慮し、心を込めた手づくりによってランジェリーが完成する。

LUVA HUVAの強いメッセージはサスティナビリティを完璧に表現しています。 このような理念と正しい工程によって写真で紹介したような美しい手づくりランジェリーが創り出されます。 メンバーの顔を見ると物づくりが好きなんだなぁと感じられます。作り手の顔が分かるアイテムは愛着と安心感を得られるのではないでしょうか。

実は、LUVA HUVAはもともとヴィンテージ生地との出会いで誕生したのです。古臭いといったイメージを完璧に払拭しながら、ヴィンテージだけが出せる雰囲気はあなたのための”一点もの”という付加価値をも加えます。 環境によいだけでなく美しく艶やかなデザインは10アイテムを限度に作られ一切無駄を出さない、かなり徹底していると思いませんか？

”自分らしく生きる幸せ”を考えるとき、ランジェリーは大切なアイテムです。多くの人がLUVA HUVAに共感できるのではないでしょうか？

さて、次のコラムはイギリス人男性のランジェリーについて取り上げようと思います。どんなスタイル？どんなショップで買っている？英国紳士のランジェリー事情をご紹介しますのでお楽しみに！