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ポーランド人にとって大切な祝日「イースター」を現地からレポート

こんにちは、SPLASH特派員、ポーランド在住のSakiです。

4月4日の「イースター（復活祭）」をみなさんはどのように過ごしましたか？ イースターといえば、イエス・キリストの復活を祝う「復活祭」。日本でもイベントの一つとして、最近少しずつフォーカスされるようになってきましたよね。

ヨーロッパでは、クリスマスと並んで重要な「歴史ある祝日」です。日本で例えると「お盆」のような感じでしょうか。昔からある伝統的な祝日。多くの人が連休をとって家族で過ごします。 カトリック教徒が多いポーランドでは特に、「イースター」はとても大切な祝日です。今回は、ポーランドでの「イースター」を現地からレポートします。

①パームサンデー

3月に近所を歩いていると、草で作られた人形？ホウキ？のようなものをあちこちで見かけるようになりました。

ポーランド人の友人に聞いてみると、これは「イースターパーム」という名前で、「パームサンデー」に1家族1つこのイースターパームを持って教会を訪れるとのこと。 調べてみたところ、パームサンデーは、イースターの1週間前の日曜日のことで、イエス・キリストがエルサレムに入ったことを記念する日だそう。

なぜ「パーム」なのかというと、エルサレムの人々が、ナツメヤシの枝を手に持ってイエスを迎えたことに由来してなのだとか。ちなみに、ポーランドにパーム（やしの木）はないので、ポーランドのイースターパームは、柳や麦で作られます。

パームサンデーには、ポーランド各地でイースターパームのコンテストが行われるほどの賑わい。優勝者の中には38mものパームを制作した人もいるそうですよ！

②イースターサンデー

イースター前は準備で大忙し。ゆで卵にカラーリングしたり、バスケットのなかに、ソーセージやハム、塩コショウ、パン、ケーキなどを詰め込んだ「イースターバスケット」を準備したり。イースターに飾る花を買いに出かけたり。

ちなみに、イースターにはチューリップを飾る家庭が多いので、フラワーショップやスーパーに、たくさんのチューリップが並びます。

イースター当日は、イースターバスケットを持って教会に向かいます。わたしは昼ごろ出かけたのですが、街でバスケットを持ったファミリーとたくさんすれ違いました。 教会に出かけたあとは家族で集まり、たくさんの伝統料理を食べながらお祝いします。

ポーランドでのイースター伝統料理といえば、

・ハム、ソーセージ、ローストミートなど肉類
・西洋わさび
・ジュレック（白ソーセージ・卵を添えた酸味のあるスープ）
・バブカ（ポーランド発祥のケーキ）

などです。私も近所のベーカリーでバブカを買っていただいたのですが、ラム酒たっぷりでとてもおいしかったです。

③イースターにはパステルカラーのランジェリー！？

イースターといえば、パステルカラー。なぜかというと、町中がパステルカラーで色づくから。イースターを象徴する「うさぎやエッグ」が、春を代表するパステルカラーの花々と一緒に町中に飾られるためです。

そんなパステルカラーが町中に溢れるイースターには、ランジェリーもパステルカラーを選ぶのも楽しいと思います。実際に、ポーランドのオンラインランジェリーショップでは、パステルカラーのランジェリーがイースターに向けてクローズアップされていました。子供たちには、バニーのソックスも人気のようです。

今年のポーランドのイースターは、コロナでロックダウン中でした。いつものように盛大に祝うことはできなくても、それぞれの家庭でイースターをささやかにお祝いしていたようです。来年こそ、みんなで盛大に祝えることを願っています。

次回のコラムではポーランドで「ブラフィッティングアカデミー」を運営しているランジェリーショップ「ONLY HER」について紹介していく予定です。お楽しみに。