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憧れ!イギリスのランジェリー事情

sachi 憧れ!イギリスのランジェリー事情

大人気のAgent Provocateur! 創設者Joe Correとは何者?

読者の皆さま、SPLASH特派員のsachiです。
今回もイギリスからお届けしましょう。

「すごく綺麗~!」「際どいけれど美しさがある」ランジェリーは見るだけで私たちをうっとりさせてくれます。 洋服と比べても同等の、いやそれ以上とも言え、ランジェリーはジュエリーのように心がときめくものではないでしょうか?

心がときめくという感情はもっと知りたいというポジティブな気持ちに繋がります。恋愛関係を考えても、これは証明されていますね。

ランジェリーも然り、こだわりがどんどん強くなっていく人が多いでしょう。インターネット時代、海外のランジェリーを見ることも、そして購入することもできるようになりました。日本未輸入を個人で並行輸入してレアブランドのランジェリーを手にする人がいます。 そんな特別感のあるランジェリーのひとつに英国ランジェリーブランド「Agent Provocateur(エージェント・プロヴォケイター)」があります。



ソーホーで誕生したAgent Provocateur



Agent Provocateurは1994年、ロンドンのソーホーに誕生しました。 ガラス張りの店舗にはAgent Provocateurのロゴとその時々で変わる楽しいディスプレイが飾られています。この時点で期待感が大きくなります。 ソーホーと言えば、カフェ、レストランやバー、そしてシアターなどが集まる華やかなエリアとしてだけでなく、イギリスのゲイライフの街としても有名という顔も持っています。

sachi・大人気のAgent Provocateur! 創設者Joe Correとは何者?

そのような雰囲気のなか、Agent Provocateurは大いにセクシーで、それがはっきりと表現されたブランドづくりに集中しました。 その結果、長い間イギリスでもっともエッジィでラグジュアリーなランジェリーブランドとしてのタイトルを獲得し続けています。



創設者Joe Correとは何者?



さて、Agent Provocateurを取り上げるとき、創設者は誰かという話しを避けるわけにいきません。 創設者はJoe Corre(ジョー・コーレ)氏です。ビジネスパーソンであるとともに、アクティビストでもあります。 もともとAgent Provocateurは他のデザイナーによるランジェリーを販売していましたが、希望するようなデザインが見つからなかったためにオリジナルを創るようになったのです。

2007年6月、コーレ氏はファッション業界における業績に対して女王の誕生日栄誉リストに載りMBEを授与しました。しかし、その時のトニー・ブレア政権によるイラク戦争やアフガニスタンでの攻撃に介入したことに抗議してこの賞を拒否しています。

このような彼の行動に少なくとも影響を与えたのは母親であることは間違いないでしょう。 彼の母親とは?何を隠そうヴィヴィアン・ウエストウッドなのです。斬新なファッションデザイナーであるとともに、彼女もディビッド・キャメロン前首相に対して2015年、抗議デモを行ないました。この抗議デモは戦車を使ったもので大変話題になりました。

sachi・大人気のAgent Provocateur! 創設者Joe Correとは何者?

ファッションデザイナーとアクティビストという活動をするヴィヴィアンの息子がランジェリーを創るとどういうものになるのか、次でAgent Provocateurのラインを紹介しましょう。



自己主張を可能にするランジェリー



日本にはまだ進出していないAgent Provocateur。 筆者もインスタグラムやツィッターをフォローしていますが、毎回その斬新なデザインに驚かされます。斬新であるというだけでなく、他のブランドには見ない美しさも秘めていて、かなりの自己主張を持っているのです。この辺の感覚は皆さんにもぜひインスタグラムでそのアートなランジェリーを見ていただければ”百聞は一見に如かず”ということがお分かりになっていただけるでしょう。

レースやシースルー素材とそれらを美しく強調する紐使いは他のデザイナーでは見つからずオリジナルを創ったという話がピンとくるほどレアなデザインです。ピンクや赤、またはベージュ系といった色を見ても、他ブランドとの発色の差を感じます。 まさにフェミニンでありエッジィであるAgent Provocateur、流行を追わずいかなるデザインにも独自性が高いのです。

洋服の下で身にまとうランジェリーではありますが、洋服以上に自己主張をすることができます。Agent Provocateurのランジェリーをつけたら下手な洋服は着ることができないと思ってしまうほどですから、意識改革もかなりのものになります。

さて、次回のコラムはティーンにフォーカスしようと思います。 イギリスのティーンはどんなランジェリーでハッピーになるのでしょう。その辺を実際のティーンに取材をし、今どきの事情をご紹介しますのでぜひお楽しみに!

各分野で活躍する方々に登場していたたきランジェリーや女性の美、最新の ファッションやコーディネイトに関する情報を発信していただく最新コラムです。

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