ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム

avant-gardeなランジェリー集合！ソーホーの魅力とは？

SPLASH特派員のsachiです。
イギリスのランジェリーについてご紹介してきたコラムも12本目となります。 イギリス発信のコラムとして、ロンドン・ソーホーというエリアを取りあげないわけにはいきません。ソーホーと言えば、アバンギャルドなセレクトをするショップが集まるユニークなエリアです。 そこでこのコラムではソーホーという街、そしてこのエリアがオファするランジェリーの魅力をご紹介しましょう！

他のエリアにないソーホーの魅力

ロンドンには、ウエストエンドとイーストエンドと呼ばれる対照的なエリアがあります。 ウエストエンドに位置するソーホー。多くの劇場、煌びやかなショップが立ち並ぶオックスフォードストリートやリージェントストリート、ロンドン最大の公園ハイド・パーク、ピカデリーサーカス、チャイナタウン、トラファルガー広場などなど、世界中から観光客が訪れる賑やかなウエストエンドのなかでソーホーの特徴はいったい何でしょう。

日中のソーホーはカフェやレストランを楽しむ人でいつも活気があります。お茶や食事を楽しむのはロンドンの他のエリアでももちろん可能です。しかし、ソーホーがユニークなのはゲイバーやレズビアンバーが連なるゲイエリアとして知られているところです。細い道沿いにあるカフェの外の席では、これらのカップルが仲良く喋っている姿も多く見られます。

また、眠らない街ロンドンで、ソーホーは地下にあるナイトクラブやバー、ライブハウスという空間に人を引き寄せるエリアでもあります。ソーホーのイメージを掴んでいただいたところで、次はソーホーのランジェリーショップのお話に移っていきましょう。

ソーホーならキャットウォークもランジェリーで！

2020年7月4日は「スーパーサタディ」と呼ばれ、コロナウイルス対策のロックダウンが実施された後、とうとうパブやレストランが営業を再開した日でした。露地などソーホーの数箇所ではコロナウイルス対策をしながらも、異なる体型の女性6人がランジェリー姿でキャットウォークで闊歩し、スーパーサタディをお祝いしました。

ランジェリー姿のキャットウォークは初めての試みだったということですから大胆であり、創造的で活気に満ちた心を感じることができるソーホーがこの日をお祝いするうってつけの場所だったのです。

ソーホーから発信！アバンギャルドなランジェリー

ソーホーから発信されるランジェリーは決して受け身なものではありません。 胸だけを覆うデザインのブラ、ブラと分かれて単体のショーツといった典型的なパターンから進化したデザイン。ブラとショーツは数本の美しいストラップによって首と胸、腹部と背中でそれぞれリンクし、芸術と言えるアバンギャルドなランジェリーは女性のボディラインをスタイリッシュで魅力的なものにします。Agent Provocateurもソーホーにショップがあります。

さらに、ゲイエリアであるソーホーですからメンズランジェリーもアバンギャルドです。Prowlerはゲイのためのイギリス最大のライフスタイルストアですが、自分の人生楽しんでナンボと訴えるかのようなメンズランジェリーを扱っています。前から見るとわりと普通なブリーフでも後ろはウエストと腿周り以外は素肌を見せる大胆不敵なデザインだったり、女性に人気のある豹柄が男性用にデザインされたりしています。

ランジェリーもソーホーなら大胆不敵でアバンギャルド

個々が独立し、自分がしたいと思えば躊躇なく行動に起こすイギリス人文化を応援するかのようなソーホーのランジェリー。アバンギャルドな発想と精神は文化と深くつながっていることが分かります。 ランジェリーはお国柄を表わす大切なアイテムと言えるでしょう！

イギリス発12本目のコラム、お楽しみいただけましたでしょうか？ロンドンや他の都市の雰囲気、そしてランジェリー作りに誇りを持って携わる人々の意思や活動を少しでも感じていただけていたら嬉しいです。