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アメリカからSPLASH特派員がお届け
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アメリカからお届けする北米ランジェリー事情
アメリカ発エッジの効いたナイトウェアブランド 〜PrintFresh〜
こんにちは。SPLASH特派員、アメリカ在住のカナです!
自由にランジェリーを楽しむをモットーに、北米のランジェリー情報や意外と知らないブランドの歴史などについてお届けします。ブランドによっては、企業理念やランジェリーの素材、そのブランドが考えるSDGsなどにも深掘りしていく予定ですのでお楽しみに!
今回はご紹介するのは、アメリカで人気のナイトウェアブランド「PrintFresh」(以下、PFとする)についてです。このコラムではナイトウェア製品の紹介だけでなく、ブランドの歴史やチャリティ活動、SDGsについても解説していきます。新しいパジャマを探している方やローブを探している方、他の人と被らないナイトウェアが欲しい方にオススメなコラムです!また、人や環境に優しいブランドの製品を知りたい方にもオススメ!このコラムがナイトウェアを楽しむ幅を広げる参考になれば幸いです。それでは早速、ブランドの歴史から見ていきましょう!
PrintFreshってどんなブランドなの?
PFは2006年に、フィラデルフィア出身のエイミーとその夫レオによって設立されたブランドです。創立者のエイミーは、Rhode Island School of Design(以下、RISD)というニューヨークにある学校でデザインを学びました。ちなみにRISDはスパイダーマンで有名なJames Edward FrancoやファミリーガイのクリエイターのSeth MacFarlane、ファッションやコスメティックブランドで人気なJill Stuartなどを輩出した有名校です。
エイミーはRISDを卒業後、アーバンアウトフィッターズなどでアパレルデザインやプリントデザインを学び、その後はニューヨークにある大手テキスタイル会社でアートディレクションを担当しました。その経験を積んだ後、地元であるフィラデルフィアに戻りPFをスタートさせました。創業者のエイミーは、かつて製造業で栄えたフィラデルフィアを再び栄えさせたいという熱い思いを胸に、フィラデルフィアに戻り自身の会社を設立しました。創業当初は小さなデザインスタジオで、少人数でのスタートでした。しかし、そこから10年経った2016年には、フィラデルフィア商工会議所が選ぶ地元の年間最優秀若手起業家に選ばれるほどに成長しました。
同ブランドは、ナイトウェアやアパレル、ベッドリネン、壁紙などのホームグッズを展開しています。それだけでなく、柄のデザインも手がけ、その顧客にはバーニーズニューヨーク、コーチ、アンソロポロジー、以前紹介したVictoria’s SecretやCalvin Kleinなどの有名ブランドが名を連ねています。また、アイビーリーグの一校であるペンシルベニアのウォートンスクールが選ぶフィラデルフィアで最も急成長している企業の1つとして認められています。続いてはPFの考えるSDGsについて解説していきます!
PrintFreshの考えるSDGsとは?
PFの考えるSDGsとは、自然環境に優しく配慮し、人に公平であることを基に生産されていることです。生産工場での労働者の権利を侵害しているとされているファストファッション業界に反対しており、PFでは自社の提携工場で働く労働者の人権を守るために、Sedex(グローバルなサプライチェーンにおける倫理的で責任あるビジネス慣行の改善を推進することを目的とした非営利の会員制組織)の審査をパスした工場のみと提携しています。審査内容には、安全な労働環境や条件、仕事内容、公正な賃金、報酬などが含まれています。
自然環境面では、天然素材やオーガニックコットンを使用するなどし、水質問題への配慮をしています。また、製品の生産時に出る生地の端切れを減らすために、手裁断の前にパターンを効率的にレイアウトすることで生地の端切れをできる限り減らしています。再使用可能な端切れが出た場合は、全てアップサイクル・プロジェクトのために保管され、無駄にならないように工夫されています。また、二酸化炭素の削減のために、輸送の回数を制限するなどの工夫もしています。
PFは社会的な貢献に対する関心が高く、International Rescue Committee(ウクライナやアフガニスタンなどの人道的危機に対する支援を行っている団体)、Give India(インドの貧困に苦しむ子供や老人、障がい者への支援を行っている団体)、Save the Golden Lion Tamarin(ブラジルで絶滅の危機に瀕しているゴールデンライオンタマリンという品種の猿を守る団体)をサポートしています。
また、企業による新しい社会貢献の形とも言えるPledge 1%という団体にも参加しています。Pledge 1%は、世界中の12,000以上の企業が自社の製品、利益、スタッフの時間などの1%を選択して慈善団体に寄付する機関です。PFはこれらのチャリティに対する高い関心を持ち、アメリカでは軽視されがちな日本人やアジア人への差別にも注意を払っており、この問題の認識を広めるためにオフィシャルホームページ上のWebマガジンで情報発信しています。気になる方は、こちらからご覧いただけます。それでは、そんな人や環境に優しいPFが制作するナイトウェア製品を見ていきましょう!
PrintFreshにはどんな製品があるの?
PFのナイトウェアにはパジャマやローブなどがあり、一部の製品はペット用のバンダナにもなっていますので、愛犬や愛猫とペアルックを楽しむことができます。また、クリスマスやハロウィンなどのシーズンごとには、その季節らしい柄のナイトウェアも販売されます。特にクリスマスシーズンでは、家族でお揃いのパジャマを着て写真を撮ったり、その写真をポストカードにしたりする家庭が多く、ホリデイシーズンのグリーティングカードの定番となっています。
肌寒くなってくるこの季節に特に人気なのがローブです。サラッと羽織ることができてデザインもエッジが効いているものが多いので他の人と被ることが嫌な方におすすめです。特におすすめなのが下記のポケット付きのローブです!ポケットが付いているので、お家の中で携帯をどこに置いたのか忘れる心配が格段に減ります(笑)。また、下記のデザインはリバーシブルなので、その日の気分で柄を変えられるのもオススメなポイントです。素材はオーガニックコットン100%です。
上記以外にもセットアップのパジャマや、サテンのローブ、パジャマとお揃いのアイマスクなど、ナイトウェア製品が満載です!
まとめ
PFの製品はどれもカラフルで刺激的、そして魅力的なナイトウェアが満載です。それだけでなく、人や自然のことを考えて生産されているブランドなので、私たちもSDGsに配慮した製品を身につけることができます。また、いつものパジャマとは違う大胆な色や柄に挑戦したり、お友達やご家族、恋人、愛猫や愛犬とお揃いのルックを楽しんだりできます。アメリカでは、バチェロレッテパーティーやパジャマパーティーでお揃いを着用したい方たちからも人気です。私服ではなかなか取り入れづらい柄物やカラフルな色の組み合わせだからこそ、ナイトウェアで楽しんでみませんか?
それではまた次回のコラムでお会いしましょう!
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