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ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム
アメリカからSPLASH特派員がお届け
United States
アメリカからお届けする北米ランジェリー事情!
年齢に関係なく楽しめるエシカルなランジェリーブランド
こんにちは。SPLASH特派員、アメリカ在住のカナです!
自由にランジェリーを楽しむをモットーに、北米のランジェリー関連情報や意外と知らないブランドの歴史などについてお届けします。ブランドによっては、企業理念やランジェリーの素材についても紹介していく予定ですのでお楽しみに!
今回はご紹介するのは、ニューヨーク発のランジェリーブランドNatori(ナトリ)です。日本ではあまり見かけないエッジの効いたデザインのランジェリーブランドで、アメリカでは幅広い世代に人気を博しています。このコラムでは、Natoriのランジェリー情報だけでなく、ブランドの歴史やどんな企業なのかについても解説していきます!
またランジェリー製品はブラだけでなく、ローブなどのナイトウェアについても紹介していくので、ランジェリーが好きな方や新しいデザインのランジェリーに挑戦したい方にもオススメの内容となっています。このコラムが楽しむランジェリーの幅を広げる参考になれば幸いです。
それでは早速、Natori がどんなブランドなのか見ていきましょう!
Natoriってどんなブランドなの?
Natoriは、1977年にニューヨークにて設立されました。設立者は、Josie Natori(ジョジー・ナトリ)。ブランド設立以前は、ウォール街にある投資銀行で副社長を務められるほどのキャリアウーマンでした。Josie Natori氏は幼い頃から起業家になるのが夢で、彼女の母国フィリピンから送られてきたブラウスをナイトウェアに仕立てたことをきっかけに、ランジェリー業界に進出しました。
1970年代のランジェリーといえば、透けるタイプやフワフワしたタイプが主流だったそうです。そんな中Natoriは、東洋と西洋のスタイルをミックスした新しいスタイルのランジェリーを作り、人気を得ました。日本の着物や生け花にインスパイアされた製品も数多くあります。
現在は、ランジェリーやナイトウェアだけでなく、洋服や靴、ベッドリネンなど幅広くプロデュースしています。また室内を装飾できる小物や家具も発売しており、ランジェリーやファッションとライフスタイルを合わせてコーディネイトできます。ちなみにNatori製品の生産の60%はフィリピンで行われており、フィリピンの生産業を支えた功績としてJosie Natori氏は*1ラカンドゥラ勲章というフィリピンで最も高い勲章を2007年に授与されました。
Embed from Getty Images*1 ラカンドゥラ勲章は2003年9月19日に設立されたフィリピンで最も高い民間の勲章の1つで、政治的および市民的功績が認められた者に授与される大変栄誉ある賞です。
Natoriの考えるサステイナビリティって?
昨今話題になっているサステイナビリティ。Natoriは、環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題に対し倫理的な取り組みをしている*2 工場での生産を行っています。またNatoriの製品は環境問題や水問題に配慮して育てられた綿花やブナの木、ユーカリを原料とする繊維で作られた素材を使用しています。これら使われている素材は安全なものかどうかを検査する*3 STANDARD100byOEKO-TEXという機関の認証も受けているので、消費者は安心して購入することできます。
そしてNatoriでは、一人ひとりが購入した金額の1%をチャリティーとして寄付しています。このチャリティーの支援先は、人身売買や児童婚の撲滅、開発途上国への教育、安全な水の保持、乳がん研究、乳がん患者を支援する団体など多岐にわたります。またNatoriでは、患者さんをサポートするアパレル用品も取り扱っています!(下記画像参照)
*2 WRAPという機関が認証した従業員に安全で倫理的な作業環境を提供することを保証された工場。WRAPの本社は米国バージニア州にあり、ダッカや香港にも支社があります。
*3 STANDARD100byOEKO-TEXとは、衣類等の製品に使われる素材が人体に有害ではないかどうかを調査する機関です。安全の基準値などは、年に1回以上見直され常に最新の情報がアップデートされています。
Natoriにはどんなランジェリーがあるの?
ここからは、Natoriのランジェリーやナイトウェア製品を紹介していきます。Natoriのブラは、Victoria's SecretやAdore Meと同じく、プッシュアップやフルカバレッジ、ノンワイヤー、ブラレット、アンラインドなど13種類のカテゴリーに分類されています。デザインも豊富ですが、着心地も重要視しています。
体にフィットしている洋服でもひびく心配のないデザインのブラ。
アメリカのセレブリティに愛用されることも多く、下記の画像は2019年のグラミー賞のアフターパーティーでNatoriのランジェリーを着用しているレディーガガさんです。
Embed from Getty ImagesここからはNatoriのナイトウェアを紹介していきます!
Natori には、様々なスタイルの可愛いローブ*4があります。シルクのものからフワフワなフリース素材のものまで幅広く、金額も$100以内で買えるものから$5000近くのものまであるので、多くの方々に楽しんでいただけると思います。高価なものは100%シルクで作られていて、手縫いで刺繍が施されています。
シルク製で手縫いのローブはこんな感じです! とてもラグジュアリーで重厚感のあるローブとなっています。
*4 このコラムではアメリカの通称でローブと表記していますが、日本でガウンと呼ばれるものと同じ製品のことです。ちなみに、アメリカでガウンというとイブニングドレスのことを指します。Natori 公式サイトでは、RobeまたはKimonoで検索してください。
気軽にデイリー使いできるナイトウェアはこんな感じです! カラーも豊富なのでお好きな色で楽しめます。
自宅やホテルで行うバチェロレッテパーティーで使用する際に 人気のナイトウェアはこんな感じです!
Natori のパジャマはこんな感じです。 可愛さと機能性を兼ね備えたナイトウェアは、デイリー使いにオススメ!
お洋服の下に着たり、部屋着としても使えるスリップはこんな感じです!
年代関係なく楽しめるランジェリーブランドNatori
Natoriのランジェリーは、日本やアジアにインスパイアされたデザインが多く、年齢関係なくお楽しみいただけます。例えば、こちらの写真のローブは若い方にももちろん似合いますが、ご年配の方が着てるからこそカッコいいランジェリーかと思います。また日本では少ない大胆なカラーやデザインも魅力の一つです。お風呂後にサラッと羽織ったり、部屋着として愛用したり、特別な日のランジェリーにしたりと、使い方はあなた次第!オリエンタルなデザインが多いので、エッジの効いたデザインのランジェリーに挑戦したい方や部屋着を新調したい方にもオススメです!
さらに、環境や人権などにも配慮して製品開発されているのでエシカルなランジェリーを買いたい方にもオススメです。前述のチャリティーの一環で購入金額の1%が環境支援団体や人権団体に寄付されるので、間接的ではありますが多くの人や環境をサポートすることに繋がります。(購入時に寄付する団体を選択できます。2022年4月7日現在)
Embed from Getty Images日本ではまだ珍しいオリエンタルなデザインのランジェリーをあなたのワードローブに加えてみませんか?
次回のコラムは、アメリカ発のランジェリーブランドfor love&lemons(フォー ラブ&レモンズ)について紹介していきますのでお楽しみに!
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