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イタリアからお届けするランジェリー事情

ritola イタリアからお届けするランジェリー事情

イタリアの花嫁が身に着ける聖なるランジェリーとは?!

ボンジョールノ! SPLASH特派員リトラです。イタリア在住歴10年の筆者が、イタリアならではの情報や魅力的なランジェリーをご紹介します。

イタリアの結婚式は5月~9月がハイシーズン。春夏の挙式が圧倒的に人気で、冬に結婚式を行う人は本当に少ないです。眩しい太陽の下で陽気な音楽に乗せて踊り、賑やかにお祝いするのが好まれるからだと思います。

カトリックの国イタリアでは、教会で結婚式を望む人が多く、伝統に基づき静粛に儀式が進みます。デコルテの開いたドレスの場合、厳格な教会ではベールなどで肩を隠すよう促されます。教会は神聖な場所であり、肌の露出に対して厳しく、また帽子やサングラスなども外すのがマナーです。

ritola・イタリアの花嫁が身に着ける聖なるランジェリーとは?!

日本とは少し異なる、イタリアの結婚式&披露宴パーティ

式の後はライスシャワーか紙吹雪で新郎新婦を迎え、盛況な中、写真撮影をして披露宴会場へ移動します。そのため、結婚式の案内状には、教会の場所と披露宴会場の2つのインフォメーションが記載されています。教会での式を行わない場合は、披露宴パーティのみを行う形となります。

日本のような結婚式場というのは存在せず、披露宴は宴会場のような広いパーティスペースを持つレストランなどで行われ、結婚式の披露宴用に美しく飾られます。広いお庭スペースで食前酒を飲みながらビュッフェ式のフィンガーフードをつまみ、しばらくすると屋内の会場へ移動します。

着席するとコース料理が運ばれてきますが、合間にダンスタイムやバンドの演奏、プロシンガーの歌唱など盛り沢山で、披露宴の途中に新郎新婦が結婚式のフォト撮影をするために離席することもあり、ブーケトスやケーキカットまでに5~6時間くらいかかると言っても過言でないほど披露宴が長いのが特徴です。(ちなみに筆者の披露宴は8時間でした!)

新郎新婦のお色直しはなく、朝、家を出るときから、夜、家に帰るまでずっと同じ衣装のままです。ご祝儀は各々が直接、新郎新婦に持っていくのがイタリア式。そして、お返しの記念品を貰います。日本のような引き出物ではなく、記念品という感じの置物が多い傾向です。両親へのあいさつやお友達からのメッセージなどは一切なく、司会者もいない状態で、ゆるやかに進んでいくのがイタリアの披露宴となっています。

結婚式の前日、新郎新婦は一緒に過ごさないのも結婚式の風習の一つで、実家など別々のところに泊まり、挙式当日もそれぞれ運転手がいる車で教会に向かいます。 花嫁は自宅でウエディングドレスに着替え、ヘアメイクさんが家に来ます。ヘアメイクの打ち合わせなどは式の前に美容室で行い、ウエディングドレスは結婚式の当日まで新郎に知られないようにするのがイタリアのスタイルです。
結婚式は清らかなものであり、純白のドレスを纏うように、まっさらな気持ちで挙式し、新しい生活を始めることで幸せになれるという言い伝えがあります。

余談ですが、イタリアでは紫がアンハッピーカラーとされているのをご存じでしょうか!このようなおめでたい席に紫のお洋服を着て参列するとひんしゅくを買ってしまうため要注意!


母から新婦に贈られる「ジアレッティエラ」とは?

イタリアでは花嫁が幸せになるために挙式当日に身に着けるものがあります。それは、Giarrettiera(ジアレッティエラ)と呼ばれる白いガーターベルトです。 白いレースの上に小さなブルーのリボンやモチーフが付いているものが人気です。母から娘に贈られるのが伝統のようで、私は主人のお母さんから挙式前に頂きました。

ritola・イタリアの花嫁が身に着ける聖なるランジェリーとは?!

これは”サムシングブルー”と欧米で呼ばれる、結婚式のフォーチューンアイテムから来ていています。ブルーは花嫁の清らかさや愛情を表現し、結婚式の日に何か一つブルーのものを身に着けると幸せになれると伝えられています。ウエディングドレスの下に縁起物として付けられるガーターベルトは、ランジェリーに使われているレースで作られているブランドのものが繊細でエレガント。ランジェリーの一部であるという一体感を感じさせます。

イタリアを代表する高級ランジェリーブランドLA PERLA(ラ・ペルラ)のガーターベルトは、特別な日に相応しいとして特に人気があります。ラ・ペルラと言えば女性が憧れるランジェリーブランドの筆頭であり、世界中のセレブや有名人を顧客に持ち、数々の映画でランジェリーの美しさを印象付けてきました。結婚式当日だけの限定であるからこそ、ワンランク上のモノを選びたいという方にふさわしい、上品で優美なレースを使ったラ・ペルラのガーターベルトは幸せな一日にぴったり。花嫁がブライダルインナーに選ぶビスチェやスリップとセットでコーディネイトすれば、完璧なランジェリースタイルが完成します。結婚式前日の「最後のシングル」の夜をラ・ペルラのランジェリーやナイトウエアで過ごせば美しい朝が迎えられそうですよね!


挙式をノンストレスで過ごせるブライダルインナー

ガーターベルトと同じく結婚式に欠かせないのが、ドレスを美しく着こなすためのブライダルインナー。そんなブライダルインナーとして外せないブランドのひとつに、ミラノのRITRATTI(リトラッティ)があります。リトラッティは80年代初頭にミラノ北部の街、Brianza(ブリアンツァ)で誕生した、イタリア国内外で高く評価されている高級ランジェリーブランドの一つです。リトラッティの名を広めたのはコルセットで、そのフィット感と着心地の良さ、デザイン性と高級感が備わったクリエイティブ性はセンセーショナルで、当時のイタリア女性の心に火をつけました。

そんなリトラッティが今やブランドの代名詞とも言われる革新的なブラジャーを発表したのは2005年のこと。”Star Cup Bra@(スターカップ・ブラ)”という名で特許を得たブラは、リトラッティが独自に開発した現代女性のデコルテを美しく飾るブラジャーです。

ritola・イタリアの花嫁が身に着ける聖なるランジェリーとは?!

ファッションに敏感な女性がスタイリングに適したランジェリーを身に着けられるよう意識したアイデアと、実現する職人の経験や高い製造技術が生んだ傑作と言われ、大きな話題となりました。

一度見ると忘れられない印象的なフォルムで、バストの大きさを問わず胸の形をキレイに見せてくれるのが魅力です。プッシュアップ効果があり、しっかりホールドしながらもストレスがないソフトな着心地で、「24時間着用していても身に着けていること感じさせない」という点も魅力ですが、デコルテを開放し、胸元の美しさが自然に演出できるため、胸元が開いたドレスやトップスとの相性も最高!一躍ヒットしたことは言うまでもありません。ファッション大国イタリアの、ミラノというハイセンスな場所がお膝元であったからこそ生まれたコレクションと言っても過言ではないでしょう。

そんなリトラッティのスターカップ・ブラが支持されている理由はもうひとつあります。それは、ブライダルインナーとしても最適だということです。

スターカップ・ブラは胸元の空いたウエディングドレスが主流のイタリアにとって欠かせないブラの一つであり、長い挙式の一日をノンストレスで過ごすにも最適です。夏の汗ばむ挙式日もサラサラな素材なので肌に張り付くことがなく、一日中美しいデコルテをキープ出来ます。また、ブランドの火付け役となったコルセットは、ウエディングドレスともはやセットにした方がいいのでは!と言いたくなる抜群の相性で、脇ラインをスマートに、胸元をセクシーに演出します。

スターカップ・ブラに留まらず、機能性と意匠性に長けたリトラッティのランジェリーは、普段使いから特別な日まで、身体の一部のように優しくフィットして纏う人の魅力を引き出してくれます。ドレスのデザインやシルエットに合うランジェリーを選ぶように、普段の着こなしもスタイリングを生かすランジェリーを意識すると更にスタイルアップします!リトラッティのランジェリーは日本でも販売されていますので、ブライダルインナーを探している人は、リトラッティも候補にいれてみてはいかがでしょうか。

今回はウエディングシーズンを控え、イタリアの結婚式の伝統や、挙式・披露宴の様子、そして花嫁が身に着けるランジェリーやアイテムをご紹介しました。 今後も、イタリアならではの情報を現地からお伝えしていきますので、お楽み頂けると嬉しいです。チャオ~!


各分野で活躍する方々に登場していたたきランジェリーや女性の美、最新の ファッションやコーディネイトに関する情報を発信していただく最新コラムです。

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