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ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム
Lingerie Stylist
女子力アップなランジェリーとの付き合い方
気になるお腹周りのボディライン
こんにちは!ランジェリースタイリストのさきです。前回のコラム「意外と見られているお尻のライン」 も読んでくださいましたか?前回ではお尻のラインについて書かせていただきました。お尻のラインを整えることで、もっと後ろ姿にも自信を持つことができますよね。
今回のコラムでは、年齢を重ねることで気になるお腹周りのボディラインについて書かせていただきます。前回のコラムと合わせて読んでいただくことで、より理想のボディラインに近づくことができると思いますので、ぜひ最後までコラムをお楽しみください!
お腹周りっていつの間にかぽっこりしてしまったり、お洋服を着た時にも鏡に映る姿が気になってしまったりしますよね。
だけども安心してください。お腹の周りにも私たちの味方をしてくれる心強いランシェリーがあるのです!お腹周りをカバーしてくれるランジェリーも色々な種類があるので、ご自分のライフスタイルやファッションへの合わせやすさで、使いやすいものを愛用していただければ良いと思います。
お腹周りの助っ人ランジェリー
お腹周りの助っ人ランジェリーは下記の3つが使いやすいかと思います。
・コルセット(ウエストニッパー)
・ガードル
・ハイウエストショーツ
コルセット(ウエストニッパー)・ガードル・ハイウエストショーツの3つは、締め付け感、整えてくれる範囲、素材感が異なってきます。どんな感じにウエストラインを整えたいか、ウエストだけではなく他の部分のシルエットも一緒に整えたいかなど、ご自分の希望によってお腹周りのラインを整えるためのランジェリーを選ぶポイントが異なります。それぞれの特徴を知って、ご自分の希望に合うものを選んでいただければ嬉しく思います。
ここからはそれぞれの特徴を詳しくご紹介していきますね。
コルセットは聞き馴染みがある方が多いのではないでしょうか?
コルセット(ウエストニッパー)とは、胸下から骨盤あたりまでの長さが多く、締め付け感も強いものが多いので、しっかりとお腹周りのラインを整えたい方におすすめなアイテムです。お腹の前側でホックで留めるものやファスナータイプ・リボンで締めるタイプなど着方も様々あります。ボーンというワイヤーが入っており背筋もピンとした姿勢に整えてくれるものが多いです。
ただ、アイテムによっては締め付けの強度が強いものもあるので、ご自分に合った着け心地を選ぶことが大切になってきます。コルセットはネットでも簡単に買えるので、口コミやサイズ調整がどの程度調節できるのかなどを確認してからの購入がいいかと思います。コルセットという商品名のアイテムも多くありますが、ランジェリーショップではウエストニッパーという名前のアイテムで販売されているショップもあるので、頭の片隅に置いておくといいかも知れません。
次にご紹介するのはガードルです。
ガードルと聞くとどこかヒップアップのためのアイテムと思う方もいらっしゃるかも知れません。ショーツ丈から膝上丈まで幅広くあり、お尻から太もものラインをカバーしてくれるからです。
しかし、お腹のラインを整えてくれるガードルもあるのです。見分けるポイントはガードルのウエスト部分への長さ、つまりガードルのはきこみ丈の深さです。はきこみ丈が深く、カバーするウエスト範囲が広いと、よりスッキリとした印象にしてくれます。強度としてはお腹にも!と打ち出されている専用のものから、お尻や脚のラインと一緒にお腹もスムージング(ぽっこりを抑えてくれる)効果があるものまで、ガードルの中でも様々な種類があります。
ウエストの補正範囲や締め付けの強度に違いはあるものの、ガードルはお腹部分にラインを整えてくれるスムージング機能が付いているものが多いので、お尻や脚といった他の部分と合わせてお腹周りもカバーしてくれるアイテムになります。1枚でお腹もお尻も脚のラインも整えることができるすごいアイテムですよね!
ガードルはショーツの上から試着ができるところが多いので試着しながら選ぶといいと思います。その際に試着室で屈伸運動などしてみて着け心地と一緒に動きやすさも確認すると購入後に後悔することが少なくなると思います。
最後にご紹介するのはハイウエストショーツです。
ガードルよりも締め付け感が少なく、一番気軽に着ることができるアイテムです。ショーツの生地にも様々な種類がありますが、お腹のラインをより整えるためには、ハイウエストショーツの中でもお腹部分の生地の強度が高く、お腹のぽっこりをスムージングしてくれるものを選ぶといいです。ハイウエストショーツは生地もコルセットやガードルに比べて柔らかいものが多いので、お肌が敏感な方にもおすすめできるアイテムです。
また、前回のコラムでもご紹介しましたが、ハイウエストショーツによる段差がアウターに響きウエストラインが気になるようであれば、素材が柔らかいレースのタイプ、もしくはシームレス加工が施されているハイウエストショーツを選ぶことで綺麗に着こなすことができます。
ハイウエストショーツはお腹の冷え防止効果も期待できます。これから肌寒くなっていく季節にとてもおすすめできるアイテムなので、お腹の冷えが気になったら試していただきたいです。たとえ初めて使うきっかけがお腹のスムージング目的でなくても、ハイウエストショーツの履き心地などを知っているだけで、ウエストラインが気になった時に抵抗や迷いなく、さっと選んでいただけると思います。
選ぶときの注意ポイント
どのアイテムにも言えることなのですが、選ぶときに気をつけていただきたいことがあります。
それは、そのアイテムを身につけていて一日快適に過ごすことができるかということです。コルセットだとアイテムによっては数時間の着用のみを推奨されていることもあるかも知れませんが、基本ブラジャーのように朝身につけたら自宅に帰ってくるまでは着けっぱなしのアイテムです。一日中無理なく快適に身につけることができるかということが重要になってきます。
それでは、選ぶときにどんなことに気を付けて選べば良いかというポイントを2つ紹介していきます。
商品を選ぶ際にみるべきボディサイズは以下の通りです。
・コルセット…ウエストサイズ
・ガードル…ヒップサイズ+ウエストサイズ
・ハイウエストショーツ…ヒップサイズ
店舗ですとスタッフさんが採寸をしてくれるかと思いますが、ご自身で採寸する場合はウエストはお腹周りの一番細い部分、ヒップはお尻の一番出ている部分を地面と水平にして周囲を測ってください。そして、ご自身のサイズとアイテムの目安のサイズ表記を照らし合わせ、参考にして選んでください。
サイズだけでは着け心地という点は分からないので、試着が可能な際には試着をして選ぶことをお勧めします(店舗があるお店でしたらコルセットとガードルは試着が可能なお店が多いです)。
試着の際に見ていくポイントは『着けた時に苦しくないか、1日中着けてられる締め付け感かどうか』ということを確認してください。試着して屈伸運動や身体を捻ってみたり動いた時にも、不快な圧迫感を感じないかという点も確認しておきたいポイントです。ガードルだと特に屈伸した時に股関節に圧迫感を感じてしまうことも多いので、屈伸運動の時には気をつけて確認してみてくださいね。
実は私も経験したことがあるのですが、締め付け感の強すぎるアイテムを長時間着けていると着心地は自分的には問題なくても、お肌への色素沈着などができてしまうこともあるので、ご自身の肌質を考慮して選ぶことも忘れないでください。
いかがでしたでしょうか?お腹のラインが整うと自然と背筋も伸びて姿勢もより美しくなるのではないかなと思います。運動や食事制限などでボディラインを整えることも、もちろん大切ではありますが、ランジェリーアイテムの力を借りることでより自分を美しく理想的な状態に近づけることができます。ぜひあなたの味方をしてくれるランジェリーを見つけてくださいね。
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