ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム

アメリカ発　世界中で愛されるアパレルブランド〜Calvin Klein〜

こんにちは。SPLASH特派員のカナです。アメリカ在住です。

自由にランジェリーを楽しむことをモットーに、北米のランジェリー情報や意外に知られていないブランドの歴史などをお届けします。各ブランドについては、企業理念やランジェリーの素材についても詳しく掘り下げていく予定ですので、お楽しみに！

今回ご紹介するのは、アメリカ発で世界的に人気のランジェリー兼ファッションブランド、Calvin Klein（カルバンクライン）です。このコラムではCalvin Kleinの製品紹介だけでなく、ブランドの歴史や意外な秘話、ランジェリー素材についても解説していきます。Calvin Kleinが好きな方には必見です！また、スポーティなブラやパンティが好きな方にもオススメです！それでは、早速ブランドの歴史を見ていきましょう！

Calvin Kleinの歴史

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このブランドは、なんと50年以上前の1968年に設立されました。翌1969年にはVogueの表紙に載り、デザイナーズファッションブランドとして幸先の良いスタートを切りました。それに加えて、アメリカの主要な百貨店であるSaks Fifth AvenueやBergdorf Goodmanとの取引も始まり、ブランドは開始からわずか1年で100万ドルの収益を上げました。これは、現在の日本円に換算すると約1.45億円に相当します（1ドル＝145円の場合）。

1970年にはファッションショーを開催し、その地位を確立していきました。日本の有名百貨店である伊勢丹も1970年代にCalvin Kleinとの取引を開始し、ブランドはアメリカだけでなく日本市場へも進出しました。

1980年代に入ると、今日では広く受け入れられているCalvin Kleinのカジュアルなスタイルが確立され始めます。ちなみに、1980年代以前のこのブランドは、高級なデザイナーズブランドとして位置づけられていました。

又この年代には、Calvin Klein氏は広告活動に力を入れるようになりました。その際、広告担当として世界的に有名な写真家Richard Avedon氏を起用しました。Richard Avedon氏は、ケネディ夫妻、マリリン・モンロー、ツィギーなど多くの有名人を被写体として、数々の芸術作品を生み出しています。

このRichard Avedon氏は、撮影の際に「Calvin Kleinにジーンズのイメージを与えるのではなく、ジーンズにCalvin Kleinのイメージを印象づける」という言葉を残し、これが広告業界における名言となりました。この広告のおかげで、Calvin Kleinのジーンズは発売1週間で20万本以上を売り上げたと言われています。

1982年になると、ランジェリー分野への進出を開始しました。この時に発表されたのが、現在でもブランドの大ヒット製品と言える「Calvin Klein」のロゴが入ったウエストバンドが象徴的なランジェリーでした。

最初のキャンペーンモデルは、オリンピック棒高跳び選手のTom Hintinaus氏で、タイムズスクエアでプロモーションイベントが行われました。このキャンペーンは非常に人気で、アメリカの百貨店Bloomingdale'sのニューヨーク支店によると、この百貨店だけで最初の2週間だけで65,000ドルを売り上げ、初年度だけで4,000,000ドルを売り上げたと言われています。

ちなみに、広告塔となったTom Hintinaus氏のポスターは非常に人気で、バス停の広告ガラスが破壊され、ポスターが家に持ち帰られる社会現象が起きるほどでした。Calvin Klein氏はその修繕費用を負担することを申し出たそうです。高い人気が衰えることはなく、モデルが変わりながらもメンズ広告は長年続いてきました。

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その後、女性用のアンダーウェアも展開し、そちらも大成功を収めました。なんと、ランジェリーコレクションだけで、1年で7000万ドルの収益を上げたそうです。

近年では、#mycalvinsのハッシュタグを使い、有名人やセレブリティなどがCalvin Kleinの製品を身にまとい、インスタグラムなどのSNSに投稿するキャンペーンが話題となりました。

また、日本での人気を爆破的にしたのが1990年代にケイト・モス（Kate Moss）のキャンペーンビジュアルを使用したフレグランス「ck one」でしょう。

ユニセックスという言葉とコンセプトも支持された「ck one」は有名芸能人も使用し、一時期には輸入が追い付かなくなるなど日本に本格的なフレグランスブームを巻き起こします。この「ck one」でCalvin Klein(カルバンクライン)は日本での知名度を一気に広げることになりました。

2020年代に入ると、SDGsに配慮したSustainable Clothing Collectionというラインのランジェリーやアパレルも発表しています。これは、リサイクルされた合成繊維や天然繊維を使用し、環境に配慮して生産された製品のラインです。ここからは、Calvin Kleinのランジェリー製品を見ていきましょう！

Calvin Kleinのタイムレスでカジュアルなランジェリー

こちらのデザインのシリーズは、多くの方が見たことがあるか、持っているランジェリーかもしれませんね。ブランドを象徴するアイコニックなデザインで、パートナーとペアにすることもできます。

種類やカラー展開が豊富なので、お気に入りの一枚が見つかるかもしれません。上記の写真のブラレットは裏地がないので、軽い着け心地が好きな方にオススメです。Calvin Kleinは、裏地なしのタイプとパッドがついているものがあるので、購入の際はお気をつけください。

サステイナブルな素材から作られたランジェリー

ここからは、リサイクルされた合成素材や天然繊維から作られたランジェリー製品を紹介していきます！

柔らかい素材で快適な着心地のブラレットです。同じシリーズで部屋着も展開されています。楽ちんでかわいく、おしゃれな部屋着をお探しの方にもおすすめです！

これらはリサイクル素材でできており、通気性の高いコットンを使用しているため、夏にも最適です。特に夏はエアコンを使うことが多いため、急に肌寒く感じることがあるかもしれませんが、この部屋着なら対応できるでしょう。人気商品のため在庫切れのことも多いです。見つけた方はラッキーです！

まとめ

いかがでしたでしょうか？Calvin Kleinのアンダーウェアは、SNSのない1980年代にもかかわらず広告やプロモーションイベントで大成功を収めるという偉業を成し遂げた製品なのです。

今もなお世界中で愛され、大人気ブランドとしての地位を確立しています。アイコニックなデザインのランジェリーは、発売当初から現在まで人気が衰えず、タイムレスなデザインであることを証明しています。また、近年ではリサイクル素材を使用するなど、SDGsにも配慮した製品を発売しており、自然環境にも配慮しているブランドと言えます。

Calvin Kleinは、SDGsを考慮に入れたランジェリーを求める方、タイムレスなデザインのランジェリーをお探しの方、おしゃれで快適なランジェリーや部屋着、ジムウェアをお探しの方など、幅広い方におすすめのブランドです。

次回ランジェリーを新調する際には、Calvin Kleinのモダンでスポーティーな製品を検討してみてはいかがでしょうか？

それでは、次回のコラムでお会いしましょう！