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刺繍やレースで装飾されたインポートブランドの素敵なベビードール。あまりの美しさに思わず衝動買いしそうになったことがある人も多いことでしょう。しかし、実際にはいつ着たらよいのかわからず、一度も買ったことがない人の方が多いのではないでしょうか。ベビードールはいつ着るの？ベビードールって何？どうやって使うの？そんな「ベビードールに関する疑問」を解消しながら、知って得するベビードールの豆知識をご紹介いたします。
そもそもベビードールって何なの？
ベビードールという言葉は1940年代にアメリカで誕生しました。当時のベビードールは、現在のようなワンピース仕様ではなく、ふんわりとしたトップスとショートパンツ（かぼちゃパンツのようなブルマ）が組み合わさったツーピース仕様で、主にルームウェアやパジャマとして使われていました。肌に密着しないふんわりとしたシルエットが特徴で、トップスにはショートガウンのような形やブラウスのような形など色々なタイプがあったようです。
当初、ベビードールは一部の女性たちの間だけで流行していたようですが、1956年にアメリカで大ヒットした映画『Baby Doll（ベビイドール）』で、主人公のベビイ・ドールを演じた主演のキャロル・ベイカー（当時25歳）が、セクシーなベビードールを着てソファに転がっているシーンが大きな話題を呼び、ベビードールは若い女性の間で一躍大ブームとなりました。この映画『ベビイドール』は、19歳の幼い妻ベビイ・ドールの成長を描いたコメディドラマ。官能映画のようなエロティック描写は少ないにもかかわらず、男性が憧れるセックスシンボルを軽快に描いた映画として人気を呼び、全米でセンセーショナルなベイビードール旋風を巻き起こしました。
1960年以降になると、ベビードールは多くのファッションアイコンたちによって新しい着こなしがされるようになり、次第に大人向けのセクシーランジェリーへと形を変えていきます。現在でも多くのベビードールがショーツとセットになっているのは、ツーピースだった当時の流れをくんでいるためでしょう。また、ふんわりとしたシルエットが多いのも、当時のコンセプトがそのまま引き継がれているものと思われます。当時パジャマとして流行したベビードールはヴィンテージ・ベビードールと呼ばれ、コレクターもいるそうです。
ちなみに、映画『ベビイドール』でベビードールを一躍有名にした女優キャロル・ベイカーは、ポーランド系アメリカ人（本名：Karolina Piekarski）。まさかこんなところでもポーランドが関係しているとは！ポーランドとランジェリーの結びつきの深さには本当に驚かされます。ベビードールは彼女が着用したことで人気に火が付きましたが、彼女自身もまた、映画『ベビイドール』に出演したことがきっかけで女優としての人気に火が付きました。映画『ベビイドール』での彼女の演技は非常に高く評価され、その年のアカデミー主演女優賞やゴールデングローブ賞にもノミネートされたそうです。
ベビードールとスリップ、シミーズは何が違う？
似たようなランジェリーに、シミーズとスリップがあります。これらはベビードールと似ていますが、全く違うものです。ベビードールとの最大の違いは、その用途とシルエット。シミーズはフランス語で、ヨーロッパでは中世の時代から肌着として使われてきました。肌と衣服が直接触れるのを防ぐための機能肌着なので、基本的にシルエットは体のラインに沿っています。また、ベビードールは丈が短くて裾の位置は太ももくらいなのに対し、シミーズは膝下までの長いものから太ももあたりまでの短いものまでさまざまです。一方、スリップはフランス語ではなく英語で、シミーズから派生して誕生したランジェリー用語だと考えられています。
このように、ベビードールとシミーズ、スリップは基本的に全く異なるものですが、いずれも時とともにファッション性が高くなり、デザイン面における両者の違いは少なくなってきました。刺繍やレースでデコレーションされていたり、少し変わったパターンのシルエットだったり、一見するとベビードールなのかシミーズなのかわからないものも少なくありません。実際のところ、その名称はデザイナーやブランドによって自由に使い分けられており、明確な違いは薄れてきているように思われます。
しかし、シミーズには今も昔も変わらず「肌着」として用途があるのに対し、現在のベビードールには明確な用途がありません。ベビードールは一体どのように使われているのでしょうか。一番多い使い道は「パートナーとの時間を盛り上げるため」であり、これは世界共通のようです。
でも、ベビードールの使い道はそれだけでありません。当店がお薦めしたいベビードールの活用法は、「お風呂上りに着る」という方法です。
女性なら知っておきたい、ベビードールの使い道。
お風呂上りのスキンケアタイム、みなさんはどんな格好をしていますか？
お風呂上りのスキンケアタイムは、女性としての自覚を高めながらリラックスできる至福の時間。鏡に映った自分の姿がキレイだと、それだけで幸せな気分になりますよね。お風呂上りにはコットンのバスローブを羽織ってセレブ気分を味わっている人も多いかもしれませんが、ベビードールにはバスローブ以上の美容効果が期待できます。
まず、カラーバリエーションが豊富なので、肌映りの良いカラーをチョイスすれば、肌色が明るく見えるだけでなく気分まで明るくなります。また、デコルテに視線が行きやすくなるため、普段は手を抜きがちなデコルテまでしっかりケアするようになります。さらに、肌への密着度が小さいためお風呂上りでもべたつかない点もベビードールならではのメリットです。
お風呂上りに塗るのがお肌の美容液なら、ベビードールは心とカラダの美容液。お風呂上りのスキンケアタイムの新習慣として、ぜひベビードールを取り入れてみてください。内面からさらに美しくなれること間違いなしですよ。
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いかがでしたか？ベビードールの起源はパジャマだったことや、それを全米でブレイクさせたのがポーランド系アメリカ人女優だったことなど、知らなかった事実におどろいた人も多いのではないでしょうか。最後にひとつ言えることは、ベビードールは今も昔も変わらず「女性を可愛くセクシーに見せるもの」であるということ。そのパワーを活用して、もっといい女を目指しましょう！
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