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男性から女性への下着のプレゼントで、特に難易度が高いといわれるブラジャー。ブラジャーにはサイズや機能がたくさんあって、男性にはわからないことだらけですよね。「男性のためのランジェリー講座」第2回目となる今回は、そんな「ブラジャー」をテーマに、女性へプレゼントする前に知っておきたい「プレゼントの心得」と「ブラジャーの基本知識」を伝授いたします。
プレゼントする女性の「性格タイプ」を見極める
まずは、ブラジャーのデザインを選ぶ際に知っておきたい心得についてお話しします。下着メーカーやリサーチ企業による「下着のプレゼントに関するアンケート調査」の結果などを見ると、多くの女性が「もらって嬉しくない理由」として「好みじゃないデザインをもらっても困るから」という回答をしています。反対に、「もらって嬉しい理由」としては「相手の好みを知ることができるから」といった回答が多く挙げられています。いずれも正反対の意見なので、これから女性へ下着をプレゼントしようと思っている男性にとっては、どちらが良いのかわからなくなってしまうことと思います。
どちらが良いのか見極める基準のひとつは、交際期間。もらって嬉しい理由の「相手の好みを知ることができるから」という回答は、女性が「相手のことをもっと知りたい」と思っていることが条件なので、まだ恋愛関係が初期段階にある場合に限られると考えた方が良いでしょう。交際期間が長い場合は、お互いに好みを把握していると思いますので、相手の好みに合わせた方が喜んでもらえる確率は高くなると言えます。
もうひとつの見極める基準は、性格タイプ。例えば、何でも相手に合わせるタイプの女性であれば、下着も「相手の好みに合わせたい」と考えるかもしれません。そういうタイプの女性は好みじゃないブラジャーを貰っても喜ぶと思いますが、反対に自分の意志がはっきりしているタイプの女性は、下着も「自分の好みで選びたい」と思っているかもしれません。そういうタイプの女性には、相手好みのブラジャーを贈る方が喜ばれるでしょう。相手の女性がどんなタイプなのか、しっかり見極めることはとても重要です。
相手の女性がどちらのタイプかわからない、あるいは相手の好みがわからない場合は、自分の好みでブラジャーを選んでも良いと思います。ただし、プレゼントを渡すときのセリフには気を付けてください。「××に絶対に似合うと思って」など、女性が言われて嬉しいセリフを準備しておきましょう。また、個性的なデザインやセクシーなデザインのブラジャーを贈る場合は「××なら絶対に着こなせると思って」など、限定感や特別感をしっかりアピールすることも忘れずに。
本人も知らない「隠れた魅力」を伝える方法
もうひとつ、ブラジャーのデザインを選ぶ方法をご紹介します。それは、下着のプレゼントを通じて本人が気づいていない「もうひとつの魅力」を再発見してもらう方法です。
女性は環境に応じて「個性」を変化させる能力を持っています。自分が持つ理想像に近づこうとすることで、それに合わせて自分の個性をコントロールするのです。例えば、ここ最近は女性の社会進出やジェンダーレスが当たり前となり、女性が男性と対等に働くために肩肘を張るようなことは少なくなってきましたが、いまでも周囲の期待に応えようとがむしゃらに頑張っている女性はたくさんいます。本当は「癒し系」の魅力を持っていても「カッコいい私」という個性の仮面をかぶっている女性もいることでしょう。
もし、相手の女性が何らかの「隠れた魅力」を持っているのなら、その魅力を表現するに相応しいデザインのブラジャーを選んでみてください。そして、あなたが感じている魅力を素直に伝えましょう。自分では気づかなかった「他人から見た自分の魅力」を再発見することで、きっと幸せな気持ちになると思いますよ。
避けては通れない「サイズ選び」の難関
気に入ったデザインのブラジャーが見つかっても、その次に必ずぶつかるのが「サイズ選びの壁」。男性にとっては最もハードルが高い壁だといえるでしょう。でも、ブラジャーをプレゼントするからには、サイズ選びの壁を乗り越えないわけにはいきません。
そもそも女性にとって、自分のブラジャーサイズは1つではありません。C70だったりD70だったりB75だったり、ブラジャーによって適合サイズが変わるのは当たり前。ブラジャーのサイズ選びは本当に難しいのです。本人が試着できれば良いのですが、プレゼントやネット通販の場合はそういうわけにもいきません。少し乱暴な言い方になりますが、ブラジャーのサイズ選びは「失敗がつきもの」だと割り切ることも大切。そのために必ず事前にチェックしておきたいのは「サイズ交換ができる商品かどうか」ということです。
下着は肌に直接身に着けるものなので、交換は一切受け付けていないお店もたくさんあります。また、交換を受付けているお店であっても、バーゲン品やセール品は交換ができないケースも多いので、わからない場合はお店の人にきちんと確認しておきましょう。
プレゼントする前に、知っておきたい基礎知識
ブラジャーには本当にたくさんの呼び方がありますが、大まかに分けると2つの名称に分類することができます。ひとつは「カップ面積」で区別する名称、もうひとつは「機能やタイプ」で区別する名称です。どちらの名称が使われるかは、日本と海外でも異なりますし、メーカーや商品によっても異なります。また、最近はブラジャーのタイプも種類も増えてきて、名称による明確な区分が難しくなってきているのが現状です。
<カップの面積で区別する名称>
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3/4カップブラ
バスト面積の3分の4をカップが覆うことからこう呼ばれる。国内外を問わず、もっともポピュラーな形状。
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フルカップブラ
カップ面積が広くバストをすっぽりと覆い隠す。胸の大きなグラマーさん向けのブラジャーはこのタイプが多い。
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1/2カップブラ
フルカップに対して面積が半分しかないタイプ。海外では「ハーフカップ」「デミカップ」などと呼ばれる。
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1/4カップブラ
トップを覆う布がなくバストを下から支える。英語のShelf(棚)に例えて「シェルフブラ」と呼ばれることもある。
<機能やタイプで区別する名称>
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プッシュアップブラ
カップが上・下・横の3つのパーツで構成され、各方向からバランス良くバスト全体を支え、自然なバストラインと谷間を作る。
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プランジブラ
谷間のワイヤーの高さが低く、カップが深いVカットになっているのが特徴。バスト左右から寄せてくっきりとした谷間を作る。
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モールドブラ
カップの表面に縫い目がなく、アウターに響かないのが特徴。Tシャツとの相性が良いため「Tシャツブラ」と呼ばれることもある。
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バルコネットブラ
左右2つのパーツで構成されることが多く、バストを下方から水平に持ち上げてデコルテにボリュームを生み出す。
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パデッドブラ
パッドがついていることを意味し、カップ生地が透けないものを指す。ボリュームを出すためのパッドとは少し意味が異なる。
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ノンパデッドブラ
パッドがないことを意味し、レース一枚仕立てのブラジャーを指すことが多い。当店では「一枚レースブラ」と呼んでいる。
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ノンワイヤーブラ
バージスライン(胸のふくらみの輪郭)部分にワイヤーが入っていないことを意味する。カップの形状には様々なタイプがある。
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ブラレット・三角ブラ
カップがトライアングルの形を描くノンワイヤーのブラジャー。ストレッチ性に優れており、ストレスフリーな着け心地。
海外では「機能やタイプ」でブラジャー名称を区別するのがポピュラーですが、日本では3/4カップブラやフルカップブラとなど「カップの面積」で区別する名称が一般的です。当店のランジェリーは海外製なので実際には様々なタイプのブラジャーがありますが、お客様にわかりやすいように、当店ではブラジャーを「3/4カップブラ」「一枚レースブラ」「ノンワイヤーブラ」の3タイプに分けています。
もし各ブラジャーの機能やタイプをお知りになりたい場合は、メールやお電話でお気軽にお問い合わせくださいね。
いかがでしたか?やっぱりブラジャーは難しい!と思った人も多いかもしれませんが、今回ご紹介したような最低限の知識さえ持っていれば、あまり機能にはこだわらず、デザイン重視で選べば良いと思います。相手の喜ぶ顔を想像しながら、、素敵なブラジャーを選んであげてくださいね。
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