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その道のプロから学ぶスタイルコラム
Lingerie Bodymake
補正下着に頼らない育乳のすすめ
あなたのブラジャーは大丈夫?間違いだらけのサイズ選び
このコラムでは「補正下着に頼らない育乳」について、大阪の心斎橋でランジェリーボディメイクサロンを経営されている佐藤友紀さんに、前回に引き続き、インタビュー形式でお話を伺っていきます。3回目の内容は、ブラジャーのサイズ選びについてです。
それでは、どうぞ。
編集T: 今回はブラジャーのサイズ選びについてお話を伺いたいと思います。
佐藤: 正しくないサイズのブラジャーを着けているお客様は非常に多いです。特に小さすぎるブラジャーを着けている人が本当に多い。例えば、先日75Eサイズのお客様がいらしたのですが、私がフィッティングしたら適合サイズは80Fでした。正しくないサイズのブラジャーを着けている人が多い理由としては、自分のバストサイズを実際よりも小さいと思い込んで小さめのブラジャーを着けている、ずっと昔に採寸してから同じサイズのブラジャーを着け続けている、というものが多いです。体型の変化に気づいていないんですね。
編集T 体型の変化に気づいていない・・・。耳の痛いお話です!第一回目のコラムで「ブラジャーのパッド」についてお話をされていましたが、もう少し詳しくお聞かせください。
佐藤: 私がお客様にブラジャーをフィッティングするときは、最初にパッドを抜いた状態で行います。お客様に合った正しいサイズ把握するためです。そして、正しいサイズのブラジャーを着けてカップと肌に隙間ができてしまった場合に、パッドを入れてボリューム調整をします。そして、育乳の成果が出てサイズアップしてきたら、パッドを抜くんです。 パッドは本来そういう目的で使われるものですが、多くの人が胸を必要以上に盛るために使っていますよね。
編集T: はい…。私も昔はパッドで胸を盛っていました…。
佐藤: ブラジャーのパッドは基本的にボリュームを出すためのものではありますが、不自然にバストを盛るためのものではありません。補正系のブラジャーを着けている人の多くはパッドで胸を盛りすぎているため、ブラジャーを着けているときは綺麗だけど、ブラジャーを外したときは胸がキレイなお椀形になっていないことが多いのです
編集T: そうなんですね。アンダーバストのサイズ選びにもポイントがありますか?
佐藤: アンダーも小さめを着けている人が多いです。ずれるのが嫌だからという理由がほとんどですが、正しいサイズを着けていれば、ワイヤーとバストがきちんとフィットするのでアンダーを小さくしなくてもずれません。アンダーが小さめのブラジャーを着けると、肋骨が圧迫されて呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなるということは、胸式呼吸がしにくくなるということ。美しいバストを作るためには胸式呼吸が大切なので、バストにとっては良くない状態です。アンダーもストラップも指一本が入るくらいの余裕がある状態がベストです。
編集T: 今回もとても勉強になりました!参考になるお話をありがとうございました。次回は、バストケアについてお伺いします。
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