ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム

知性を磨き、賢い女性であれ！レース編

ランジェリーを知るということは、すなわち自分のボディを知るということ。
そして貴女の心の奥に眠っている美意識…潜在美意識^®を照らします。
人生を自由に美しく謳歌するには、学問であれ、就職であれ、男性選びであれ？！知性がものをいうのだから、ランジェリーも学んでみてくださいね。
きっとあなたの人生にプラスの作用をもたらし、ランジェリーだけではなく、人生思うがまま。
モノづくりのプロである視点から、正しい教養を持った美しいユーザーさんを増やすべくコラム連載していきます。

気づけば３年もブラジャーを買われていなかったという女性が、先日ランジェリーコンサルを受けに来られました。
そこで、お似合いのランジェリーをご紹介したところ、「ランジェリーは消耗品ではないのですね。美しいレースに癒され、買い物している時から幸せでした。」と、纏め買いされた女性が仰っておりました。

レースには見るだけで癒される、魅了される効力があるのでしょうか。
今回は、ランジェリーと言えば、先ず目に付く、レースについてのお話です。

レースは細分化すると多種存在しますが、ここでは分わかりやすく３種ご紹介します。

エンブロイダリーレース

刺繍レースとも言われ、ネット目となる基布に、刺繍糸で柄を描いていくもの。色使いや柄の表現力の幅が広く、まるで絵画のように魅力的なレース模様を生み出します。生産工場を訪れると、レースデザイナーが精緻にデザインした図案がそのまま刺繍されていく様は壮観です。

リバーレース

繊細かつ優美で、レースの女王様とも言われ、オートクチュールやブライダル、高級ランジェリーに使われています。
かつてフランスのカレー市にあるリバーレースの老舗を視察したことがありますが、数百年前のコレクションを見せてもらい、震えるほど感動したものです。世界でも少数の限られたレースメーカーしか作ることができないリバーレースですが、日本でも一社あります。

ラッセルレース

リバーレースを目指し、安定して量産できるようにしたのが編みレースである、ラッセルレース。最近では技術も進歩し続けて、リバーレースと見紛うばかりの柄域も輩出されています。
そのまま肌に触れても肌あたりの良いもの、パワーを強めガードルの生地として使えるもの等、技術的にも最先端のものが次々生み出されている魅力的でエレガントなレースです。

生み出す手法は異なっても、レースは、美しさを表現する装飾品として生み出されたものであることは確か。
モチーフとなっている柄域も、定番の花柄、建築様式からエッセンスを採取したもの、ファッショントレンドを踏襲したものなど、何れもレースデザイナーがこだわって生み出した芸術品なのです。

レースの魅力は奥深く、その方にとって“着る宝石”のような効果も発揮しますので、機能や色で選ぶだけではなく、ぜひレースの柄域を吟味してみてくださいね。

貴女が、貴女のカラダに関心を持ち、慈しみ、女性としてのしあわせを享受できます様に。

次回コラムでは《知性を磨き、賢い女性であれ！素材編》をお届けします。