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ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム
Lingerie Bodymake
補正下着に頼らない育乳のすすめ
育乳にも逆効果!間違いだらけのブラジャーフィッティング
このコラムでは「補正下着に頼らない育乳」について、大阪の心斎橋でランジェリーボディメイクサロンRICCAを経営されている佐藤友紀さんに、インタビュー形式でお話を伺っていきます。6回目となる今回は、ブラジャーのフィッティングについて、さらに詳しくお話していただきます。
編集T: 大阪のサロンRICCAには、佐藤さんのフィッティング指導を受けるために日本全国や海外からもお客様がいらしていて、最近は予約がなかなか取れないとお聞きました。RICCAでは具体的にどんな内容のことを行っているのか、もう少し詳しく聞かせてください。
佐藤: おかげさまでインスタやご紹介などを通じて、リピーター様だけでなく新規のお客様もどんどん増えてきています。
RICCAにご来店いただいたら、まずカウンセリングシートにご記入いただきます。記入していただく内容は主に「体の悩み全般」で、バストの下垂やサイズのこと、肩こりや姿勢など、気になること何でもお伺いしてお客様カルテを作成します。
次に、普段お使いのブラジャーや着け方などを伺いしながら、カウンセリングを進めていきます。以前にもお話しましたが、間違ったサイズのブラジャーを着けている人や間違ったブラジャーの着け方をしている人は本当に多いです。お悩みの原因が間違ったブラジャーの着け方や選び方にあることも多く、それを改善することで悩みが解決することもあります。
下着屋でフィッティングをしてもらうと、メジャーでトップとアンダーを測ってくれると思いますが、それは目安でしかなく、本当に正しいサイズとは言えない場合が多いです。最近ではブラジャーを着けた状態で測ったり、服を着た状態で測ったりすることも多いですが、それでは正しい計測はできません。
編集T: 私も下着屋でよくフィッティングをしてもらいますが、たいていブラジャーをつけた状態で測ってもらってます。それではダメなんですね。
佐藤: 私がフィッティングをする時は、まずアンダーバストのサイズをメジャーで測ります。その時に重要なのは、バストを持ち上げてから「正しい位置」で測ること。正しくアンダーバストを測り、正しい位置でブラジャーを着けることは非常に重要です。ブラジャーのアンダーがきついと呼吸が浅くなり、猫背になったり姿勢が悪くなったりして、バストアップには逆効果になるからです。
正しいアンダーバストのサイズを把握したら、次にバストのボリューム(=カップ数)を計測しますが、この時はメジャーを使いません。フィッターである私自身の手で計測をします。背中からお肉を集めてきた時に、私の手にどれだけのお肉が乗ってくるか。その手の感覚に、もともとのバストボリュームや、バージスライン、骨格、お肉の流れ方など、あらゆる情報を加味して総合的にバストサイズを判断します。
編集T: 凄いですね!まさにゴッドハンド!!
佐藤: ありがとうございます(笑)お客様のサイズを把握したら、次はブラジャーのフィッティングを指導します。そして、その場でお客様にフィッティングの「練習」をしてもらいます。ここは私が最も重視しているところなので、時間をかけて丁寧に指導します。フィッティングを練習している間にも胸はどんどん育っているので、5分後や10分後には目に見えてバストに変化が現れます。この辺りの話はまた次回ゆっくりお話させていただきますね。
最後に、イベントのご案内です。2月24日(日)に東京渋谷で1日限定のワークショップを開催いたします。以前より東京へ来てほしい!というご要望を多くいただいていたのですが、ご予約で忙しくてなかなか時間が作れなくて。でも、ようやく東京でイベントを開催できることになりました。
編集T: イベントは先着順ですよね?このコラムをご覧になったお客様は、今がお申し込みのチャンスというわけですね!佐藤さんのゴッドハンドを体験したい人は、早めのご予約がおすすめですよ~!では、次回のコラムもお楽しみに!
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