ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム

ココロに纏うランジェリー

初めまして。AlquarteランジェリーデザイナーのMidoriです。今回コラム前編と後編の2回に分けて書かせていただくことになりました。前編となる今回は、私がランジェリーを作る理由やAlquarteというブランドを通してみなさんにお伝えしたいことを書かせていただこうと思います。

繊細なレースのランジェリーを身に纏う。ココロがふわりと軽くなる。そんな感覚を初めて体験したのは、いつの頃だっただろう…。

どうしてランジェリーデザイナーになろうと思ったの？と、いろんな方から質問をいただきますが、私の答えはいつも同じ。

「ランジェリーが好き過ぎて」

あまりにシンプルな答えなので、もっと気の利いた理由をいろいろと考えてみるのですが、結局そこに行き着いてしまいます。

華やかでうっすらと透けるレース、それを肌に重ねた時のコントラスト。身体のラインを引き立てるシルエット。素敵なランジェリーを身につけた時、いつもより自分を好きになれる。こんな美しいものに、一生囲まれていたい。そして自分が感じたそのトキメキを、自分なりに表現して世の中の女性に伝えることができたら、と思ったからです。

バストのサイズやカタチにコンプレックスを持つ女性は少なくないと思います。もちろん私にも「もっとこうだったら」と悩んでいた時期もありました。ですが、ランジェリー通して自分のカラダと向き合うようになるうちに、「今の自分で生まれたのだから、もっと自分を愛してあげよう」と思えるようになりました。

私のブランドAlquarte(アルクァーテ)のコンセプトは「貴女の魅力を引き立てるランジェリー」。Alquarteというのはフランス語の[a la carte] (アラカルト)とquartette (カルテット) を合わせた造語です。

流行や型だけにとらわれるのでなく、ランジェリーを自分の気分に合わせて、食事のアラカルトのように気軽に、自由に楽しんでほしい。そしてそれを通して貴女にしか奏でることのできない魅力を発見してもらえたら。そんな想いを込めてつけました。

女性が100人いたら、100パターンのボディがある。もちろん「もっとキレイになりたい」と思う気持ちは素敵なことです。ですが、もし貴女が今、カップサイズを重視しすぎたり、「理想とされる型」に自分を当てはめて悩んでしまっているのだとしたら、まずは女性であることが美しく貴女自身のボディがすでに魅力的であることに気付いてほしい。私はいつも、そんな想いでランジェリーを作っています。

後編では、Alquarteの定番シリーズ "Bouquet"を生み出したきっかけや、ノンワイヤー・ノンパテッドのブラジャーをメインにデザインしている理由などを書いていきます。どうぞ次回もお付き合いください。

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