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ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム

adult entertainer

F嬢とランジェリー

F嬢/A子

“なりたい私”は、私が決める

こんにちは。F嬢のA子と申します。

このコラムでは、人間の三大欲求のひとつ、性欲を扱う特異な現場から、セクシャルなことに焦点をあてたお話をしていきたいと思います。

夜の店に足を踏み入れると、在籍女性の写真のパネルがズラッと並んでいる…。この業界にご縁のない方でも、もしかしたら映画やドラマなどで見たことがあって、なんとなくご存知かもしれませんね。

SNS社会の今、その写真はほぼネット上で確認することができます。
元々はそうやって店舗にパネル加工されて掲げられていたからでしょうか。ネット上に掲載する宣材写真も『パネル写真』と呼ぶのは、その名残のように感じます。

パネル写真の撮影でのランジェリー選びは、とても重要な意味を持ちます。お客さまは、まずはやはり写真から選ぶことがほとんどなので、その写真の出来で、お仕事につけるかつけないかが決まってきます。

同時に、戦略的な意味合いも持つこともあります。たとえば、写真がSっぽく見えるかMっぽく見えるかということだけで、お客さまの層が変わってしまい、接客内容に偏りができてしまうことも多々あるのです。本当は苦手なのに得意であるように見られてしまっては大変です。

F嬢/A子・“なりたい私”は、私が決める

私の初めてのパネル写真は、人生初のガーターベルトで挑みました。これは実はすごく主観的な理由なのですが、初めての撮影に向けて参考にしようと、いろんなお店のパネル写真をネットで見まくったとき、ガーターベルトを着けているお姉さんを見つけて、かっこよくて素敵だなぁと憧れの気持ちを抱いたからです。

それまでもガーターベルトの存在はなんとなく知っていたけれど、私には関係のないものだと思っていました。でも、勇気を出して入ったこの業界、せっかくなので背伸びをして挑戦してみよう、と。

ネットで調べた付け方でクイッとガーターベルトを装着すると、鏡の中にはなんだか見慣れない自分がいて、あぁこれが源氏名で生きていく第二の自分なんだな、と感じたのを覚えています。でもそのおかげで、大胆に、堂々とできました。

F嬢/A子・“なりたい私”は、私が決める

思い起こせばそれ以前も、初めてTバックのショーツを履いたとき、初めて真っ赤なランジェリーを着けたとき、初めていつもよりランクアップしたブランドに手を出したとき、その都度その都度、見慣れない違和感を感じつつも、自分が少し大人になった気がしてドキドキしていました。

最初は、うんと背伸びをした気持ちで挑戦するのですが、そのうち、その日の気分でチョイスするようになっていきます。今日は気合いを入れたいから赤にしよう、今日は大事な日だからいいやつを着けよう、今日はラフな気分でいきたいから着心地がいいものを、というように。

私のお仕事のときの場合もそうで、赤や黒の下着を着けていくと終始妖艶にいけたり、白や淡い色の下着を着けていくと清楚っぽい顔からのギャップを見せることができたりと、日によって違うアプローチができたりするものなのです。

F嬢/A子・“なりたい私”は、私が決める

男性の好みだけを探ってそれに応じているだけでは、男性の想定内の女になってしまいます。それなりに満足はして頂けるかもしれないけど、それ以上でもそれ以下でもないので、強くは印象に残らない。いろんな顔をもっている人は、やはり魅力的。同じ顔して待っているだけでは、いつかは飽きられてしまう。そのいろんな顔を見せることに、私の場合はランジェリーも一役買っているのです。

ランジェリーは、いろんな顔をもつ自分の、その日のスイッチ。「今日の私はこれでいく!」と“理想の今日“を自ら決めて、その自分になれるお手伝いをしてくれます。

そうやって自分のモチベーションを上げて、凛としていられるからこそ、ちゃんと自分をもって男性のお相手ができるし、堂々とカメラの前にも立てるのです。

さて、次回は、この業界にいる私が思う、男性に好まれる体型とランジェリーについてお話したいと思います。お楽しみに!

各分野で活躍する方々に登場していたたきランジェリーや女性の美、最新の ファッションやコーディネイトに関する情報を発信していただく最新コラムです。

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