Style
ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム
Lingerie Salon owner
エイジレスなレディの秘密〜ランジェリーと文学〜
【官能的美学】 淑女が身に付けるべきは、奥ゆかしさとエレガンス
初めまして、エステ&ランジェリーサロン〝VIANJU〟オーナーの孔麗扇 パトラです。
パトラのコーナーでは〝エイジレスなレディの秘密〟として、ランジェリーを身に付けることによって放たれる女性の潜在的なセンシュアリティと、文学の要素を織り交ぜながら、これから官能美の世界に光を照らして参りたいと思います。
さて、センシュアリティという言葉の意味を知っていますか?
直訳すると〝官能的・肉欲・色っぽさ〟という意味合いです。
もう少しイメージを加えると「奥ゆかしい情欲」「優美さを秘めた熱情」といったところでしょうか。
あぁ恥ずかしい.. 秘めているのに漏れ出してしまう.. という様が、美徳を守る日本淑女の雅びやかなセンシュアリティ・官能美の魅力だと、わたくしは考えます。
ゲーテの格言に…
「女は断じて、己のありのままの姿をさらすことはない。自然から生みつけられたままで、充分に他者から愛されるという男ほどのうぬぼれが、ないからである。」
という、わたくしの好きな言葉があります。
初めてこの言葉を読んだ時の私的解釈は、決して男性心理への罵倒などではなく、女性側が抱える劣等感や羞恥心にフォーカスしたことで、淑女のセンシュアリティの鍵はそこにあると強く感じたのです。
そして旧約聖書のアダムとイヴの逸話には、 「禁断の木ノ実を食べ知恵を目覚めた人類は、自分達が裸であることに初めて気付き、イチジクの葉で性器を覆った。」
と、こうありますが…
これを読むと、裸体への羞恥の芽生えが、人々が下着を身に付ける文化の起源になったであろうことが想像出来ます。
キーワードは〝羞恥心〟
燃えたぎるセンシュアリティと、淑やかな羞恥心が生む奥ゆかしさとが交わる…
この相反する感情のコントラストが、奥ゆかしき官能美を高めてくれます。
いくつになってもエイジレスで、素敵な年齢の重ね方をしておられる女性は、おフランスの女性達のように、いつだってパッショネイトな恋愛をしています。
それは小さな恋だって良いのです。
毎朝立ち寄るコーヒーショップの爽やかな店員のお兄さんにキュン!としてみたり、行きつけのヘアサロンのシャンプー台で、美容師さんの「かゆいところは…ございませんか?」にゾクゾクするも良し。
日常の様々なシチュエーションで、センシュアリティなるものは磨けるのですよ。
そして女性の羞恥を優しいベールで守るのは、見惚れるようなランジェリーの存在です。
是非何か一つ〝ランジェリーと私だけの秘密〟を持ってみて下さい。
ランジェリーを身に付けた鏡の中の貴女と、秘密のお喋りをするのです。
貴女の中のセンシュアリティが開花する瞬間が、きっといくつもあるでしょう…
【今月のパトラの箴言】
〝恋が羞恥を目覚めさせ、羞恥が奥ゆかしきセンシュアリティを生む。〟
各分野で活躍する方々に登場していたたきランジェリーや女性の美、最新の ファッションやコーディネイトに関する情報を発信していただく最新コラムです。
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