ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム

世界の女性たちのランジェリーへの意識

こんにちは！
ランジェリースタイリストのキャシーです。

こちらのコラムでは、インポートランジェリーを楽しもう！をテーマに、インポートランジェリーをより身近に感じてもらえるようなコラムを書きたいと思います。

今回のテーマは
「世界の女性たちのランジェリーへの意識」

1月に行われたパリ国際ランジェリー展で印象的だった出来事。
それは、ヨーロッパ各国と日本との考え方の違いです。

「ランジェリーが女性に自信や勇気を与える」
という価値観が、ヨーロッパをはじめとする各国では当たり前に浸透していました。

日本ではまだメジャーな考え方ではないかもしれませんが、肌に一番近いところに身につけるランジェリーは、少なからず女性の心理に影響します。

実は日本にも、下着に対する以下の調査結果が存在します。

お気に入りの下着には持ち主部屋心理的な機能があり、その機能への期待が「下着へのこだわり」へ影響を与えているとされています。
また、日常生活において直面する課題に対して、達成したいという期待や希望を支えるための“心の栄養”として、それに合わせた好みの下着を選択していることがこの調査から明らかになったと報告している。※1

更に、こんな調査結果も。

「お気に入りの下着を選ぶポイントは？」
という、問いに対して最も多かったのは「デザイン」で6割以上があげています。※2

つまり、好きなデザインのランジェリーを身につけることによって、私たちは人生をより豊かにできる、ということです。

一方で、なぜ日本にはそういった価値観が浸透していないのか。

私自身の経験や、国内外での取材、文献を踏まえると、日本人女性がファーストブラを選ぶ際の経験が影響しているのではと感じます。

みなさんは、ファーストブラを買うとき、肌に一番身近につけるものが、自分の気持ちに働きかけてくれる、と教わりましたか？

おそらく多くの方は、バストが膨らんできたら、販売店で採寸し自分のサイズの中からブラジャーを選ぶかと思います。

その経験から、
“ブラジャーはバストトップを隠すもの”
“バストが膨らんできたら着けなきゃいけないもの”
そんな風に思っていませんか？

ブラジャーを始めとするランジェリーは、私たち女性の人生を豊かにする一番身近な味方です。

毎日なんとなく、で選ばずに
ぜひ、なりたい自分の姿を思い浮かべて、積極的な気持ちでランジェリーを選んで頂きたいと思います。

「大切な人とのデートだから、気分を上げたい」

「重要な仕事があるから、自信を持ちたい」

そんなあなたの大切な日に、ランジェリーはあなたの心と身体に寄り添ってくれるはずです。

参考文献

※1 見えない衣服-下着-についての関心の実態とその背景にある心理的効用-女性の下着に対する“こだわり”の観点から-
2009年 鈴木ら 社会法人日本繊維製品消費科学会

※2 『下着の社会心理学 洋服の下のファッションと感覚』
著/菅原健介+cocoros研究会
発行所/朝日新聞出版

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