Style
ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム
Lingerie Salon owner
エイジレスなレディの秘密〜ランジェリーと文学〜
【ラブ・セッション】ランジェリーと言葉で育む文学的なアムールの世界
皆様ごきげんよう。
エステ&ランジェリーサロン〝VIANJU〟オーナーの孔麗扇 パトラです。
今回のテーマは「ラブ・セッション」ということで、キーワードは“ランジェリー” “言葉” “アムール”です。ランジェリーで伝え、言葉で伝え合い育むLOVEの素晴らしさをほんのりお伝えできたらと思います。
まずは『セルフ・アムール(自分への愛)』のお話から。
【片思い中の貴女、ちょっぴり臆病な貴女、失恋を経験した貴女へ…】
いくつになってもエイジレスで素敵な女性というのは、自己に肯定的で、ありのままの自分を大切にしています。たとえ悲しみのどん底にいるときでさえ、前向きな気持ちを忘れません。
女性にとって、人生で大切なものの優先順位はやはり恋愛である方が多いのではないでしょうか。ですが、キャリアももちろん大切である一方、恋をすることで仕事へ向けるエネルギー源になったりもしますし、両立できたらそれは素晴らしいこと。
恋によって磨かれ女性としての魅力が華やぐのなら、どんな恋だって女性の魅力を咲かせる因子となり得るのです。
そして人生で迷いを感じた時、恋愛でつまずいた時、文学(言葉)の魔法が誰しもの心を慰めてくれたはず。
時に女性達は自分の恋愛体験や相談事を、友人同士で打ち明け合ったりします。
倖せいっぱいでハッピーな話ばかりなら良いけれど、
「誰かに聞いてほしい、でも友人に彼の事を悪く思われてしまうかもしれない。」
「あぁ、禁断の恋をしてしまったわ。こんなこと友人にも言えない。」
「実際に相談したけれど、こんなこと言われたくなかった。」
など、友人に話すことを躊躇する状況だったり、内容によっては他人に打ち明けてさらに悲しみが倍増してしまうケースがあったりします。
誰に打ち明けても心が癒えそうにない…そんな時、一人の時間に出逢った“言葉”に救われた女性達は多いのではないでしょうか。
「これよ、これを求めていたの。今の私にはこの言葉が必要だったの。」と感じる魔法の言葉をご自身の中で見付けられることが、一番の癒しとなることがあります。
そしてその言葉選びは、ランジェリーを選ぶこととも似ています。
今日の私が求めている言葉は…?
明日の私が求めているランジェリーは…?
人として女性として成長・成熟しゆく過程で、大切にしたい言葉や心に響く言葉が変わるように、気分やファッションによって、心と体の変化によって、お気に入りやその日合わせたいランジェリーやその着こなし、選ぶ基準もがらりと変わってきます。
女性のカラダはホルモンバランスの動き、排卵や月経のサイクルを繰り返しながら、毎日微妙に変化していますので、いつも身に付けているブラジャーが緩かったりキツく感じたりといったことが生じます。
ですので、自分がより快適に過ごすため、パターンや素材が違うブラジャーをいくつか揃えておいて、その日のバストと相談しながらチョイスすることをお勧めしたいです。
日々の気分や身体の変化も観察しながら、その時々で「今の私」が喜ぶ“ぴったり”を是非探してみて下さい。
ここで、パトラのセルフ・アムールを3つ紹介するわね。
『あるとき私は、自分を美しいと思うことに決めたの。』
ー ガボレイ・シディベ(米国の女優)
『みんな、私の着ているものを見て笑ったわ。でもそれが私の成功の鍵。みんなと同じ格好をしなかったからよ。』
ー ココ・シャネル(フランスのファッションデザイナー)
『誰かを愛して誰かを失った人は、何も失っていない人よりも美しい。 』
ー イルマーレ(2006年公開の映画)
さて、ここまでは〝セルフ・アムール(自分への愛)〟を大切にするというお話。
【既に恋人や愛するパートナーがいる貴女へ…】
愛する彼との「ラブ・セッション」をさらにパッショネイトに育む為に。
愛を伝える手段は一般的に、ボディトーク(SEX)はもちろん、そこにランジェリーとアムールな言葉が加われば、最高に官能的でスパイシーな夜を堪能できますのよ。
ランジェリーを愛する女と、そのランジェリーごと女を愛でる男…それは私にとって、永遠の理想のような気が致します。
“ランジェリーで想いを伝える”ことも可能なんです。
その日なぜこのランジェリーを選んだのか、どう愛して欲しいのか、彼が私(貴女)の気持ちを読む事が出来たら、心が通じ合ってきた証拠です。
まずはその前に、彼の好きなカラーやデザイン、素材、好みのテイストなどを“リサーチ”しておくこと!実はこのリサーチから、二人の本当のラブ・セッションが始まります。
男性は皆がTバック好きとは限りませんし、意外なフェチが隠れてることだってあります。
彼の好みの傾向が分かってくると、ランジェリー選びがしやすくなりますし、彼をきっかけに今まで見向きもしなかったカラーやデザインのランジェリーまで好きになっちゃってたりします。(これ不思議。彼の好みに似てきたりする。それでも嫌!ってのもありますがね..)
リサーチ自体が結構楽しかったりして、私が今まで聞いてきた男性の傾向の大半の方が、「この触り心地が好き!」と、素材に着目した意見が圧倒的に多かったように感じました。特にクロッチ部分がツルツルしているショーツは、つい触れたくなる衝動や興奮を煽るようです。
自分の好みと彼の好みが全く違う場合もありますが、落胆する事はありませんよ。
そんな彼を、そんな貴女を、お互いに知り合うということがまた大切な育みの一つなのですから
【お夜食に“ランジェリーのアムール添え”はいかが?】
ここでまた、二人の新たな素晴らしい扉が開かれることとなります。
それは、愛をきちんと言葉で伝えるということ。
慣れていないと照れが出てしまいなかなか難しかったりしますが、ボディトークと同じくらい大切な愛情表現です。
夫婦生活が長かったり、同棲していたり、付き合いに慣れてくると改まって気持ちを伝える事に抵抗があったり、伝えそびれてしまっている想いがあるかと思います。
お顔が見えない方が伝えやすい方は、LINEやメールで、テレフォンで、あえて直筆のお手紙(書き置きなど)で。バスタイム、お風呂場に浸かりながら。ベッドインして愛し合った後のピロートークで、耳元で囁いてみたり…。
様々なLOVEの育み方がありますが、私の一番のお気に入り&おすすめは、ピロートークやおやすみ前の寛ぎムードに包まれながらの“詩の朗読”です。
普段言えない気持ちをポエトリーで伝えてみる、、すごくロマンチックですよ。
愛情表現は人それぞれ自由で、育みとは二人の共有世界を探す旅です。
寝室にほんのりと灯る小さなアロマキャンドルだけを残して、お気に入りの詩人のポエムや、自作の詩なら尚良し。お互いに向けたアムールを探し見付けては、気持ちをのせて伝え合うことで、二人の愛に満ちた官能的な時空に浸りながら眠れますよ。
愛しのジュテーム(フランス語で愛する人)はいつも、私が詩を読み終えると「すごく伝わったよ」、逆に「俺の気持ち、ちゃんと伝わった?」なんて、愛がどれだけ伝わったかを確認し合う優しい夜をプレゼントしてくれます。
そうした穏やかな時間や、もちろんボディトーク中も、アムールを囁くことはとても大切。二人だけで高め合えるアムールな言葉を増やすことによって、より一層まばゆい夜となることでしょう。
詩の朗読に限らず、お二人が同じテンションで臨めるLOVEの育み方があるはず。
分からないうちは手探りで何でもトライしてみて。
皆様も是非、愛しの彼と熱く燃え上がるようなラブ・セッションで、素敵なナイト・ライフをお過ごし下さいね。
パトラより愛を込めて...
【今月のパトラの箴言】
〝ボディトークも愛情表現という個性も、二人の愛の共有世界を探す旅。ランジェリーに情熱を委ねて、アムールを言葉にのせて、貴女と彼だけの秘密のラブ・セッションを...〟
各分野で活躍する方々に登場していたたきランジェリーや女性の美、最新の ファッションやコーディネイトに関する情報を発信していただく最新コラムです。
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