Style
ランジェリーをあなたの日常スタイルに
その道のプロから学ぶスタイルコラム
Lingerie Stylist
世界のランジェリーをワードローブに
ランジェリー業界がダイバーシティに注目する理由
こんにちは。
ランジェリースタイリストのキャシーです。
こちらのコラムでは、「世界のランジェリーをワードローブに」をテーマに、ランジェリーの世界観がより広がるコラムを書いていきたいと思います。
今回のテーマは、「ランジェリー業界がダイバーシティに注目する理由」
ダイバーシティという言葉をご存じでしょうか。
日本語だと多様性という意味で、最近は働き方を語る上でも使われることが多いですよね。
ランジェリー業界でも、海外では特にダイバーシティの考え方が広まっていて、様々なサイズに対応できるブラジャーや、どんな肌色にも対応するベージュやブラウンなどの“肌色”のランジェリーが発売されています。 また、体に障害を持つ方にも着やすいものや、乳がんの手術後に着用するランジェリーも一般的になりつつあります。
こういった考え方の背景には、“もう一つの理想を追い求める時代は終わった”という世界的なトレンドを見て取れます。
日本人である私たちは、どうでしょうか。例えば、体型に対するイメージで考えると、今まではスマートでモデルのような体型、それでいてバストはある程度ボリュームがあって・・という一つの“理想像”があったのではないでしょうか。そのため、自分の体形に合わないランジェリーを着けて不快感を感じたり、それに合わせるために無理してダイエットをしていた。
でも、合わないランジェリーを身につけることは、実は自分の体形を実物よりも悪く見せてしまうことにつながる。そして、自分を素敵だと思う感覚を無くしてしまう。だから大切なのは、自分に合ったサイズで、どんな自分になってみたいかを思い浮かべたうえでデザインを選んでみること。体型は人様々であり、それを認めて美しいと感じられるようになれば、どんどん美しい自分になっていく。
ランジェリー業界がダイバーシティに向けて歩み出したのは、世界の女性一人ひとりを輝かせる第一歩だと感じます。
各分野で活躍する方々に登場していたたきランジェリーや女性の美、最新の ファッションやコーディネイトに関する情報を発信していただく最新コラムです。
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