ランジェリーファション

バギーやスキニーなど今春も根強い人気のデニムたちの中で、今季トレンドとしてカムバックしているのがストレートデニム。今回は定番のブルーよりも更にこなれ感のあるウォッシュドブラックをセレクト。合わせたのは日本のランジェリーAlbage（アルバージェ）のYou Wired Square Bra。シアーな透け感が美しいフランス製のチュールに、光沢が上品な日本製のポリエステルサテンを組み合わせたコンビネーションブラ。ワイヤー入りでデコルテを自然に美しく整えつつ、チュールで華やぎを演出してくれるため、Vネックの洋服に合わせてスタイリングするのが最も簡単ですが、今回はあえてカーディガン1枚だけをざっくり羽織るコーデをご提案。オーバーサイズのカーディガンをざっくりとオフショルダーで着こなせば、ヘルシーな女っぽさを醸します。春先にはコットン素材を、初夏にはシアー素材のカーディガンを合わせればオールシーズン楽しめるのも、このコーデの嬉しいポイント。

ちなみに、このYou Wired Square Braのネーミングには由来があり、「たくさんの偉人たちだけでなく『あなた』の決意と迷いと葛藤こそが人生を、世界を前に進めていくのだ」という思いから”You”と命名されたのだとか。秘められたコンセプトまでを知ると、ランジェリーコーデの楽しみも倍増しますね。

2023年春のトレンドアイテムとして外せないマキシスカート。ファッション雑誌でも多く取り上げられている注目アイテムですが、足首が見えるミディ丈よりもドラマティックで存在感があるため、コルセットで視線を上に持って行くとスタイルアップが叶います。トレンドのスリット入りマキシスカートに合わせたのはLA MUSA（ラミューザ）のVenetian-Gold-Corset。ウエストをシェイプするコルセットは、使い方によってはゴシック調の重厚感が強く出てしまいがち。でも、こんな優しいクリームカラーのコルセットなら自然にファッションに溶け込んでくれるので、誰でもトライしやすいコーデと言えます。今回はトップスをコルセットと同色系にすることでさらに一体感を生み出しています。完璧にドレスアップしたフロントスタイルに、大きく背中が開いたバックスタイルでギャップを演出すれば、進化系ドレスアップの完成です。

今回のファッションとは関係ないですが、LA MUSAについて皆様にお伝えしたいことがひとつ。それは、このコルセットがウクライナではなくポーランドでつくられたものであること。ウクライナにあるLA MUSAのアトリエは、ロシア軍の爆撃により大きなダメージを受け稼働することができなくなりました。その後、LA MUSAは隣国ポーランドに新しいアトリエを構えて再スタートを切りました。SPLASHで販売するVenetian-Gold-Corsetは、その新しいアトリエで紡がれたものです。

2023年ますます人気が高まっているフレアパンツ。定番のデニムフレアパンツではなく、アニマル柄のフレアパンツでヒッピー系のスタイルをコーディネートしてみました。昨年の夏からファッショントレンド界で復活の兆しをみせている70年代のヒッピールック。マスク生活や外出自粛な制約が多い現代において、自由を謳歌するヒッピーな装いに憧れを抱く人も多いようです。コーデに使用したのはobsessive（オブセッシブ）のNudelia-chemise。ブラック×ヌーディベージュの配色といい、重ね着ファッションを引き立てるシアーな透け感といい、過去のランジェリーファッション企画でもひっぱりだこのスタメンです。今回も主張の強いアニマル柄フレアパンツに違和感なく溶け込み、その実力を発揮しています。ウエストベルトにショート丈のファーベストを羽織れば、現代風ヒッピースタイルの完成！

Obsessiveは元々セクシーランジェリーブランドですが、最近はファッションランジェリーのラインナップも増えてきており、ランジェリーファッショニスタからの人気もますます高まっています。バックスタイルがお洒落なランジェリーも多いので、商品チェックするときはフロントだけでなく是非バックスタイルまでチェックしてみてくださいね。

カジュアルファッションの定番スウェットパンツは、合わせるトップスによってモードにもエレガントにも変身できる優れもの。今回はAlbageの大人気アイテムun Tank Top Braをコーディネートして、リラックスムードのおうちファッションを考案してみました。un Tank Top Braと言えば、10代～50代まで幅広い世代に愛されているアルバージェの定番中の定番ともいえるロングヒット商品です。胸元の開いた洋服とのスタイリングにぴったりですが、おうちの中なら一枚での着用もおすすめ。お部屋で肌寒い時はざっくりカーディガンを羽織ってゆったりと。フロントジッパーのパーカーを羽織れば、ワンマイルウェアとしてそのまま外出もOKです。

今回のun Tank Top Braは２０世紀初頭に活躍した女性画家の「タマラ・レンピッカ」からインスピレーションを受けたカラーで、“「大胆さ」「勇気」などを身に纏う” がコンセプト。私らしく自由に大胆にファッションを楽しみたい女性にぴったりですね。

2023年トレンドボトムの大本命と言えるのが、ワイドバギーパンツ。脚長と美脚が同時に適うとして、ここ数年トレンドとして定着し続けています。身長の低い人には難易度が高いと言われたりしますが、トップスとのバランスさえ加味すれば低身長さんでもスタイルよく着こなせます。例えば、Lingerie art（ランジェリーアート）のcolor drop Braのようにコンパクトでミニマルなブラを合わせると、スッキリとしたウエスト周りと落ち感のあるシルエットで全体のバランスがすっきりまとまります。

Lingerie art のcolor drop Braは、イエロー、ミントブルー、オールドピンク、ホワイトの4色展開。今回はヘルシーな雰囲気にしたかったのでイエローをチョイスしましたが、ボトムスの色に合わせてブラの色も変えるとコーデの幅が広がりますね。

2023年おすすめのボトムスに合わせたランジェリーコーディネート５選をお届けしました。お楽しみいただけましたでしょうか？今回のコーデを参考に、色んなランジェリーファッションを楽しんでみてくださいね。では、また次回をお楽しみに！