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すっぴん美乳
9割が知らない、ブラジャーの真実

バストメイクをする上で、あなたが最も重視する要素は何ですか?雑誌『anan』美乳強化塾2019のアンケート調査では「形の美しさ」が1位に選ばれました。

胸は大きい方がいいというサイズ神話は、もはや過去のもの。いま、女性たちがバストに求めるのは、サイズの大きさよりも形の美しさ。そして、形が美しいバストになるためには、毎日のブラジャー選びがとても重要になります。

このコラムでは、脱いでも綺麗な「すっぴん美乳」になるために欠かせないブラジャーの基本知識と、自分に合うブラジャー選びのノウハウを公開しています。あなたも毎日の賢いブラジャー習慣で、脱いでも綺麗な「すっぴん美乳」を手に入れましょう。

目次 -Contents

脱いでも綺麗な「すっぴん美乳」とは?

ブラジャーをつけている時ではなく外した時のバストに、自信はありますか?理想の美乳になるためには、毎日のブラジャー選びがとても重要になります。

ところが、多くのブラジャーは「着けている時のシルエット」を美しく見せることが重視され、ブラジャーを「外した時のバスト本来の形」を美しくすることは、それほど重視されていないように思います。そのためか、ブラジャーを着けた状態と外した状態のバストのギャップに悩む女性がたくさんいます。

私は名古屋市内で2店舗のランジェリーサロンを経営しており、バストにコンプレックスを持つ女性たちをたくさん見てきました。毎日着けるブラジャーがバストに与える影響はとても大きいものです。女性たちがブラジャーの正しい知識を身につければ、幸せな女性がもっと増えると私は思っています。

ブラジャーがバストに与える影響はとても大きい
ブラジャーがバストに与える影響はとても大きい

美乳(または美胸)というワードは、主に次のいずれかを意味する場合に使われます。ひとつは、ブラジャーを着けている状態で美しく見えるバスト。もうひとつは、ブラジャーを外した状態でも美しいバストです。この2つは全く別物なので、きちんと区別する必要があります。そこで私は「すっぴん美乳」というワードを考案しました。

バストの輪郭がはっきりしていて、下胸にふっくらとした丸みがあり、デコルテにハリ艶のある、左右バランスの取れたバスト。それを私はすっぴん美乳と定義しています。

すっぴん美乳はブラジャーを外しても美しい形のバスト
すっぴん美乳はブラジャーを外しても美しい形のバスト

すっぴん美乳になるためには、毎日のブラジャーがとても重要な役割を果たします。もし毎日着けているブラジャーが小さかったら、バストはどうなると思いますか?

ブラジャーを着けた状態では綺麗に見えても、ブラジャーの下でバストは押し潰された状態になっています。この状態が一日中続けば、バストの形はどんどん崩れていきます。

すっぴん美乳の肝は「バージスライン」にあり

すっぴん美乳を作る上で最も重要なパーツがバージスラインです。バージスラインとは、バストの下側の輪郭のことで、この輪郭がはっきりしていてボリュームがあると、バストが美しく見えるだけでなく、ボディバランスも美しく整って見えます。

伝説のランジェリーショップとしても名高いリュー・ドゥ・リュー(RUE DE RYU)の創業者である龍多美子さんは、著書「美胸セラピー」(2008年・青春出版社)で次のように語られています。

『出っ張りが大きいほど、隣の引っ込んだ部分は強調され、よりコントラストがはっきりしてきます。身体も同じです。(中略)身体に「出つ張りと引っ込みの法則」を使うと、メリハリが生まれ、全身のプロポーシロンがきれいに見えます。』(龍多美子著・2008年・青春出版社・p23より引用)

引用元:「美胸セラピー」(龍多美子著・2008年・青春出版社・p23)
引用元:「美胸セラピー」(龍多美子著・2008年・青春出版社・p23)

バストとウエストの境目であるバージスラインに沿ってボリュームがあると、バストとウエストとのコントラストが際立ち、バストはより美しく見えるのです。まずこのバージスラインを整えることが、すっぴん美乳になるための最初の第一歩となります。

9割が間違ったサイズのブラジャーを着けている

美しいバージスラインを手に入れるにはどうしたらよいのでしょうか?一番の近道は、適正サイズのワイヤー入りブラジャーを、適切な位置で着用することです。

ワイヤーブラに苦手意識を持っている人も多いですが、正しく着ければ一日中でも違和感のない着け心地が続きます。ワイヤーブラとそれ以外のブラジャーをTPOに応じて上手く使い分けるのが賢い選択です。

ところが、最近はノンワイヤーブラやカップ付きインナーの普及に伴いワイヤーブラの需要はどんどん減少しています。これはとても残念でもったいないことです。しかも、多くの女性は間違ったサイズのブラジャーを着けているとも言われています。

その中でも特に多いのが、小さいブラジャーを着けているケースです。実際に、私のサロンへご来店されるお客様も約9割が小さいブラジャーを着けて来られます。適正サイズF65のお客様がB65のブラジャーを着けて来られたケースもありました。

深刻なのは、胸が小さいことに悩んでいる女性ほどこの傾向が強いということです。小さいブラジャーを着けることによって、自分自身でコンプレックスを大きくしてしまっているのです。

9割の女性が小さいブラジャーを着けている
9割の女性が小さいブラジャーを着けている

ブラジャー選びで陥りやすい負のループ

小さすぎるブラジャーを着けてしまっている人の多くは、自分に合うブラジャーサイズを判断する際に、最初にカップと肌の間に隙間ができていないかをチェックする傾向があります。カップと肌の間に隙間ができるのは、ブラジャーが大きいからとは限りません。その反対に、ブラジャーが小さいからカップに隙間ができることもあります。

小さいカップに無理やり押し込んだお肉は、時間が経てば元の自然な位置に戻ろうとします。そうすると、お肉がカップの外へ逃げてしまい、カップと肌の間に隙間ができます。着けた直後は綺麗なのに、時間が経つとカップに隙間ができてしまうという原因は、このケースが考えられます。

ところが、多くの人はカップに隙間ができる原因をカップが大きいためだと勘違いして、さらに小さいサイズを着けたり、カップに厚手のパッドを足したりしてしまうのです。これでは永遠にカップの隙間が埋まらないどころか、バストの形はどんどん悪くなっていきます。バストへのコンプレックスも解消されるどころか、どんどん強くなっていきます。

私はこれを「負のループ」と呼んでいます。負のループに陥らないようにするためにも、やはり正しいブラジャーの知識を身に付けることが重要です。

小さいブラで小胸コンプレックスは強くなっていく
小さいブラで小胸コンプレックスは強くなっていく

自分でできる適正サイズの見極め方

小さいサイズのブラジャーを着けている人の中には、下着屋の店員から勧められたという人もいます。下着屋の店員でも適正サイズを見誤ることはありますし、必ずしも正しい知識を持っている人ばかりとは限りません。自分自身で適正サイズを見極められるようになるのが一番です。

下着屋で勧められたサイズが必ずしも正しいとは限らない
下着屋で勧められたサイズが必ずしも正しいとは限らない

ワイヤーブラの場合、最初にチェックすべきポイントは、カップの大きさよりもワイヤーサイズです。ワイヤーが自分のバージスに合っているかどうか。これが正しく見極められないと、どのサイズを着けてもカップと肌の間に隙間ができてしまいます。

こちらの2枚の写真をご覧ください。左は小さいサイズのブラジャーを着けている写真、右は適正サイズのブラジャーを着けている写真です。

(左)小さいブラジャー(右)適正サイズのブラジャー
(左)小さいブラジャー(右)適正サイズのブラジャー
(左)小さいブラジャー(右)適正サイズのブラジャー
(左)小さいブラジャー(右)適正サイズのブラジャー

小さいブラを着けている状態では、脇横のお肉がブラジャーからはみ出てしまっており、ワイヤーの端も脇の付け根の真下まで届いていません。一方、適正サイズを着けている状態では、カップの横から脇横がはみ出ておらず、ワイヤーの端は脇の付け根の真下までしっかり届いています。これが理想的な状態です。

どちらも自分で適正サイズを見極めるために欠かせないポイントなので、ぜひ覚えておいてください。

自分に合うサイズはひとつとは限らない

サイズの表記が同じなら、どのブラジャーも基本的に同じ大きさだと思っていませんか?たとえサイズ表記が同じでも、ワイヤーやカップのサイズが同じ大きさとは限りません。ここからは分かりやすいように、私のサロンで取り扱っている「すっぴん美乳ブラ」と他社の「育乳ブラ」を比較してご説明します。

(上)他社の育乳ブラ(下)すっぴん美乳ブラ
(上)他社の育乳ブラ(下)すっぴん美乳ブラ

下の写真は、ブラジャーのカップ裏側を比較したものです。上が育乳ブラ、下がすっぴん美乳ブラですで、どちらも表記サイズは同じですが、ワイヤーの幅は全く同じではないこと分かります。つまり、同じサイズでもワイヤーの幅が異なるということは、自分に合うサイズは1つだけとは限らないということです。

(上)他社の育乳ブラ(下)すっぴん美乳ブラ
(上)他社の育乳ブラ(下)すっぴん美乳ブラ

自分のサイズを1つに決めつけてしまうと、合わないブラジャーを着けることになってしまうので、この点はしっかり押さえておきましょう。

同じサイズでカップの大きさが違うこともある

同じサイズで大きさが異なるのはワイヤーの幅だけではありません。カップ容量(=カップ内に収まるお肉の量)も製品によって異なります。カップ容量の違いはワイヤーと違って見た目だけでは分かりにくいため、ブラジャーのカップにビーズを入れて、それぞれの量を比較してみました。

写真左が他社の育乳ブラ、右が当社のすっぴん美乳ブラに入ったビーズの量です。ビーズの量をお肉の量に置き換えて考えれば、同じサイズでもカップに収まるお肉の量は異なることがお分かりいただけると思います。

(左)他社の育乳ブラの容量(右)すっぴん美乳ブラの容量
(左)他社の育乳ブラの容量(右)すっぴん美乳ブラの容量

日本のブラジャーはカップ容量が小さめで、カップ内側には厚手パッドが入っていることも多いです。そのようなタイプのブラジャーは、ワイヤーサイズが合っていてもカップ容量が足りないというケースもあるので注意が必要です。カップ容量をきちんと把握するためにも、ブラジャーを試着する時はパッドを抜いて試着することをおすすめします。

すっぴん美乳ブラで脱いでも綺麗なバストになる

私は15年以上ランジェリーの仕事に携わっていますが、ブラジャーの多くは着けている時のシルエットを美しく見せることが重視され、ブラジャーを外した時のすっぴんバストを美しくすることを重視するブラジャーが極端に少ないと感じています。

着けている時のシルエットを重視しているブラジャーは多い
着けている時のシルエットを重視しているブラジャーは多い

もし、ブラを外しても綺麗な形のすっぴん美乳になりたければ、ワイヤー幅が広くて、カップに十分な奥行きがあって、バストを理想のお椀型にキープしてくれるブラジャーを選ぶことをお勧めします。

また、一日中着けても違和感がなく、楽に呼吸ができることも重要です。すっぴん美乳になるには、深い呼吸でバスト周りの血流を良くすることも大切だからです。

その観点において、すっぴん美乳ブラは、少なくとも私がこれまでであってきたブラジャーの中では、最も美乳になるのに適したブラジャーだと思っています。

私自身、30代で2児の母となり、6年間の授乳期を経てバストの大きな変化に直面しました。もし、すっぴん美乳ブラに出会っていなければ、私のバストが出産前と変わらない状態に戻ることはなかったかもしれません。

バストを潰さず丸いお椀型をキープできるすっぴん美乳ブラ
バストを潰さず丸いお椀型をキープできるすっぴん美乳ブラ

すっぴん美乳ブラは、一般的なブラジャーよりもワイヤー幅が広く、カップに奥行きがあり、着けている間ずっとバストを理想のお椀型にキープしてくれます。また、着けているのを忘れるほど快適な着け心地で、楽に呼吸することができます。

育乳ブラの効果が感じられない、バストアップサロンの効果が持続しない、出産や加齢によりバストの形が変わった、などのお悩みがある方は、バストの形を美しく整えたい方は、ぜひ一度すっぴん美乳ブラを試してみて欲しいと思います。

毎日着けるブラジャーは両刃の剣。良くも悪くも、バストに与える影響は計り知れません。毎日のブラジャーがバストに与える影響は大きいことをいつも心に留めておくようにしましょう。

すっぴん美乳ブラは着けているのを忘れるほどの軽さ
すっぴん美乳ブラは着けているのを忘れるほどの軽さ

正しいブラジャー習慣は一生モノの価値

ブラジャーの正しい知識は一生モノです。すっぴん美乳になるためには、食事、姿勢、睡眠といった生活習慣の改善など他にも大切なことはたくさんありますが、ブラジャーを着ける行為は、どんなに忙しくても毎日続けることができます。

このコラムを読んで、少しでも思い当たることがあった方は、ぜひご自身のブラジャーを見直してみてください。もしかしたら、バストのお悩みの原因は、日頃のブラジャー習慣にあるかもしれません。毎日のブラジャーでコンプレックスを隠すのではなく自信に変えませんか?

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