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Dolce & Gabbana
魅惑の糸を紡ぐランジェリーの魅力

世界的なファッションブランドとして名高いDolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ) 。実はランジェリーをファッションへと昇華させた立役者でもあったことは、意外と知られていません。ブランドの設立からの歴史、マドンナやモニカ・ベルッチなどのセレブリティの支持、そして革新的なデザインの背後にあるストーリーなど、ドルチェ&ガッバーナの魅力。全てのファッショ二スタとランジェリーラバーに贈る、Dolce & Gabbanaのランジェリーの魅惑の世界をご堪能ください。

目次 -Contents

Dolce & Gabbanaとランジェリー

Dolce & Gabbanaは1985年にデザイナーのドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナによって設立されたイタリアの高級ファッション界を代表するブランドのひとつ。1985年のミラノコレクションにおける「New Talents」セクションでセンセーショナルなデビューを果たし、その大胆で官能的なデザインが一躍注目を浴びました。

デビューした当時から、Dolce & Gabbanaはランジェリーをただの下着ではなく、ファッションの重要な要素としてコレクションに取り入れていました。1989年には、オリジナルのランジェリーライン「Intimo」を発表し、ランジェリーを従来のインナーというステートメントから、新しいファッションステートメントへとし上げました。

2009年のDolce & Gabbanaのランウェーのフィナーレの様子。
2009年のDolce & Gabbanaのランウェーのフィナーレの様子。

その世界観は多くのセレブリティからも高い支持を集め、ミュージシャンのマドンナが「Blonde Ambition Tour」でDolce & Gabbanaのデザインコスチュームを着用したことは有名です。イザベラ・ロッセリーニやモニカ・ベルッチといった著名な女優たちからも愛用され、Dolce & Gabbanaの名声は世界的に高まりました。

女性の美しさと官能性を讃えるDolce & Gabbanaランジェリーラインは、ブランドの魅力を加速させる原動力となり、現在もファッション業界の中心的な存在となっています。

マドンナを起用した広告シリーズはイタリアの家庭の雰囲気を出したことで大成功する
マドンナを起用した広告シリーズはイタリアの家庭の雰囲気を出したことで大成功する

新たな「女性性」の再定義

Dolce & Gabbanaが創り出すランジェリーデザインには、彼らが目標として掲げた「女性性の再定義」に対するスピリットが作品一つ一つに息づいています。

一般的に女性性として分類される「調和・受容・包容」とは異なる「女性が自身の体を誇りと感じ、どんな場面でも自信を持って振る舞うこと」という独自の視点で女性性を捉え、それをランジェリーで表現しました。

特に印象的なのは、2024/25年秋冬コレクションに登場した、透明感のあるレース素材で作られたコレクション。この作品では、通常は隠されがちなランジェリーが、エレガントで洗練されたアウターウェアとして前面に押し出されています。

女性が自身の美しさと力を最大限に発揮できるよう、独自の視点で女性性を捉え、表現するDolce & Gabbanのランジェリーは、女性が自分自身を愛し、自信を持つための源泉としての役割を果たすものであり、ランジェリーを身につけることが単なるプライベートな喜びではなく、公の場でも自己表現の手段となり得ることを示唆するものなのです。

ナオミ・キャンベルを先頭に始まった24/25秋冬のコレクション
ナオミ・キャンベルを先頭に始まった24/25秋冬のコレクション

Underwear as outerwearの時代へ

Underwear as outerwear(アンダーウェア・アズ・アウターウェア)という言葉を聞いたことはありますでしょうか?ランジェリーを単なる下着としてではなく、日常着としても楽しむというトレンドを表現したコンセプトワードで、ファッション業界における新しいムーブメントとして発展してきました。

男女関係なく、ランジェリーとアンダーウェアーを新たな視点から捉え直すアンダーウェア・アズ・アウターウェアの考え方は、1980年頃から徐々に広がり始めました。まさにDolce & Gabbanaがミラノコレクションでセンセーショナルなデビューを果たした年代です。

1980年代から1990年代にかけて、Jean-Paul Gaultier(ジャン・ポール・ゴルチエ)やVivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)といったデザイナーが、下着を外観ファッションに取り入れるスタイルを数多く提案。これが高級ファッションやストリートファッションにまで影響を及ぼしました。

ランジェリーをファッションに組み入れる事は特別な事ではなくなった
ランジェリーをファッションに組み入れる事は特別な事ではなくなった

男性では腰ばきしたズボンの下からパンツを見せるストリートスタイルや、女性ではTシャツの上からアウターとしてスリップドレスを合わせるスタイルもそのひとつ。遡れば世界中で誰もが着ているTシャツやジャージー素材も元々は下着として使用されていました。Tシャツは1950年代に俳優のジェームス・ディーンが映画で着用。ジャージー素材は1920年代にシャネルが婦人服のアウターとして使用したと言われています。

その後、ステラ・マッカートニー、プラダ、イザベル・マラン、マーク・ジェイコブス、ドリス・ヴァン・ノッテン、バーバリー、ルイ・ヴィトン、バレンシアガ、カルバン・クラインなど多くのデザイナーやブランドがこのスタイルを継承します。

その中でDolce & Gabbanaも重要な役割を果たし、伝統的なランジェリーの枠を超え、隠れたランジェリーを見せることの美学を高め、アンダーウェア・アズ・アウターウェアのトレンドを先導し、ファッション業界におけるランジェリーの可能性を広げました。

Dolce & Gabbanaを愛するセレブたち

最新のファッションやトレンドに敏感な世界のトップセレブたち。Dolce & Gabbanaはそんな世界のセレブリティたちからも愛されています。

ファッション界においては、その大胆なスタイルと革新的なファッションセンスで知られているジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)もその一人。彼女は2022年からDolce & Gabbanaのキャンペーンを行っており、Dolce & Gabbanaのランジェリーをステージやレッドカーペットで着用しています。

ジェニファー・ロペスとドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナ
ジェニファー・ロペスとドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナ

ジェニファー・ロペス以外にも、様々なセレブリティたちがDolce & Gabbanaのランジェリーを公の場で披露しているのでご紹介しましょう。

2023年のブリティッシュ・ファッション・アワードでは、世界的人気を誇るイギリス人シンガーのリタ・オラ(Rita Ora)がDolce & Gabbanaのシアーランジェリーを披露。彼女は衣装としてもDolce & Gabbanaランジェリーを着用することが多く、SNSには様々なスタイルが溢れています。

2024年に開催されたDolce & Gabbanaの40周年記念パーティーでは、多くのセレブリティがランジェリーをファッションに取り入れて魅了しました。

イギリス出身のトップモデル、ロージー・ハンティントン(Rosie Alice Huntington-Whiteley)は、ガーターベルトが透けるDolce & Gabbanaのシアーブラックドレスを着用。その他にも、女優のジョーイ・キング(Joey King)、歌手のリアーナ(Rihanna)、女優のオリビア・カルポ(Olivia Culpo)、女優のリリー・ジェームズ(Lily James)、歌手のマイリー・サイラス(Miley Cyrus)など、様々なセレブリティが美しいスタイルを披露しました。

彼女たちのようなセレブリティがDolce & Gabbanaのランジェリーを堂々とファッションとして着こなしていることは、間違いなくファッショントレンドにおいて重要な役割を果たしており、まさに「アンダーウェア・アズ・アウターウェア」を進化させていると言えるでしょう。

女優のリリー・ジェームズとロージー・ハンティントンはDolce & Gabbanaの熱心なファン。
女優のリリー・ジェームズとロージー・ハンティントンはDolce & Gabbanaの熱心なファン。

ブランド哲学に息づく真価

Dolce & Gabbanaは、きっとデビュー当時から「ランジェリーとファッションに垣根は存在しない」と考えていたに違いありません。先にもご紹介したとおり、Dolce & Gabbanaはランジェリーデザインを通じて、新しい「女性性」の解釈を展開しました。

そしてランジェリーを日常のファッションアイテムとして位置づけ、ストリートやフォーマルなアイテムと組み合わせることで、隠すべきものではなく自己表現の一部としてのランジェリーの可能性を広げました。

堂々とランジェリーを見せて纏うことで「内なる豊かさを表現する」という哲学に根ざし、着る人の体を美しく見せる数々の芸術作品を世に生み出してきました。

イタリアの洋裁手工芸を守り続ける事もDolce & Gabbanaの大切にしている事の1つ
イタリアの洋裁手工芸を守り続ける事もDolce & Gabbanaの大切にしている事の1つ

さらに、Dolce & Gabbanaは「真のMade in Italy」の価値を重視し、イタリアの伝統的な職人技に敬意を払ったデザインを数多く発表してきました。

例えば、シルクやレースなどの高級素材を使用し、イタリアの伝統的な技法を用いた手作業による刺繍やビーズ装飾が施されており、精密なディテールにもこだわっています。これらの細部にわたるこだわりも、Dolce & Gabbanaのランジェリーが世界中の女性に愛される理由のひとつと言えます。

今後もDolce & Gabbanaはイタリアの伝統と女性の美しさ、そしてランジェリーを融合させたコレクションを意欲的に出しランジェリーファションを特別なものにせず「アンダーウェア・アズ・アウターウェア」を日常へと普及させることでしょう。

ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナ
ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナ載

今回のコラムでは、Dolce & Gabbanaのブランド哲学が息づくランジェリーの魅力を掘り下げてみました。Dolce & Gabbanaのランジェリーは、単なる下着の枠を超えた自己表現と自信を引き出すアートピースであり、ランジェリーというものを新たな視点で見るきっかけを、私たちに提供してくれます、これからもDolce & Gabbanaの革新と美の探求に注目し、あなた自身のスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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