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Pink Ribbon
ランジェリーギフトで応援

ピンクリボンが女性の健康を応援! ピンクリボンは、乳がん啓発と支援の象徴として世界的に広く認識されました。世界に広がったピンクリボン活動(breast cancer)の知られざるストーリーと、世界のピンクリボン活動。そしてランジェリーの関わりから最新の乳がん対策まで深堀していきましょう!

目次 -Contents

世界共通のシンボル「ピンクリボン」の意味と起源

ピンクリボンの起源は、1990年代初頭のアメリカでシャーロット・ヘイリーと言う女性が自身の姉と娘が乳がんに罹患したことがきっかけで、自家製のピンクリボンを作成し乳がんの啓発活動に参加した事が、乳がんの啓発活動を行った最初だと言われています。

シャーロット・ヘイリーが始めたピンクリボン
シャーロット・ヘイリーが始めたピンクリボン

シャーロット・ヘイリーは、2014年2月2日にカリフォルニア州シミバレーの自宅で91歳で亡くなるまでピンクリボンの啓発活動を行い、ドキュメンタリー映画「ピンク リボンズ(2011年)」にもヘイリーの活動の一部が記録されています。

その後、化粧品会社であるエスティ・ローダー社がこのピンクリボンに目を向け、顧客向けに乳がん啓発のシンボルとしてピンクリボンを店舗で配布したのが世界的なキャンペーンへと拡大しました。今では毎年10月になると世界共通のシンボルとしてピンクのリボンが世界中を席巻するなど、世界的な乳がんの啓発活動として普及しています。

世界に見るピンクリボン月間のイベント活動

毎年10月になると、世界中でピンクリボンの啓蒙活動やイベントが開催されます。海外ではピンクリボンより「Breast cancer」が一般的な名称ですが、その中でユニークなものを国別にいくつかご紹介いたします。

世界で広がるピンクリボン活動
世界で広がるピンクリボン活動

まずは、ピンクリボン発祥の地でもあるアメリカ合衆国。アメリカで最もメジャーなスポーツと言えばアメリカンフットボールですが、NFL(National Football League)では毎年10月になるとBreast Cancer Awareness Monthの一環として、選手やコーチがピンク色のリボンやアクセサリーを身に着けて試合を行います。

隣国のカナダでは10月にカナダ全土の各地で開催される5kmのラン&ランニングにおいて、参加者がピンクのリボンや衣服を身に着けて走ります。乳がんサバイバーを称えたり、その家族や友人をサポートしたりする意味があります。

5kmのラン&ランニングではピンク衣服を身に着けて走る
5kmのラン&ランニングではピンク衣服を身に着けて走る

オーストラリアでは慈善団体が毎年行う「ブレストケアナース」という本格的なピンクリボンイベントが有名です。乳がん患者やその家族に対して情報提供や精神的な支援を行うために訓練された専門家であるブレストケアナースを、病院や地域で派遣するプログラムを積極的に行います。

5kmのラン&ランニングではピンク衣服を身に着けて走る
オーストラリアのカンタス航空機のピンクリボン仕様

イギリスのBreast Cancer Nowが毎年10月に主催するピンクリボンイベント「Wear It Pink Day」も有名です。このイベントは参加者の全員がピンクの衣装を纏い、乳がんの啓発活動や資金調達を支援するというものです。

その他にも、フランスのエッフェル塔は10月になると全体をピンク色のライトで照らされ、乳がんに対する意識を高めるためのシンボルとして使用されます。

5kmのラン&ランニングではピンク衣服を身に着けて走る
エッフェル塔もピンクのライティング

日本でも2000年頃から各企業や団体がピンクリボンのキャンペーンを行っており、ピンクリボンフェスティバルでは東京都庁、六本木ヒルズ、レインボーブリッジ、明石海峡大橋、神戸ポートタワーなど全国の様々な建物をピンクでライトアップしています。

ピンクに照らされた東京のスカイツリー
ピンクに照らされた東京のスカイツリー

このように、乳がんの啓発と資金調達のためにピンクリボンを象徴としたさまざまなキャンペーンやイベントが、世界各国や日本の全国各地で広がっています。

日本対がん協会のピンクリボン運動

日本対がん協会は、ピンクリボンフェスティバルに参加するなど、乳がんに関する啓発活動や支援活動を行っています。具体的には、テレビCMやポスター、SNSなどを通じて、乳がんについての正しい情報を広く提供し、早期発見の大切さを伝える啓発キャンペーンを展開したり、ピンクリボン運動に関連したイベントやウォークイベントにも協力しています。

2003年4月には、がんで悲しむ女性を一人でも減らすための活動として「ほほえみ基金」を創立しました。この基金は、ピンクリボン活動などを通じて乳がんを克服するために、乳がん検診機器の整備、患者やサバイバーの支援、啓発団体の支援、広報活動、がん相談、検診技術者の研修、検診推進キャンペーン、そして研究事業など、乳がん征圧に向けて多岐にわたる活動に資金を提供しています。その基金の原資はほとんどが企業や個人からの募金や寄付で成り立っています。

ランジェリーギフトでピンクリボン活動を支援

乳がんに関心を持ち、ピンクリボン活動をサポートすることは、女性のみならず全てのジェンダーにとって非常に意義深いことです。ピンクリボン活動に参画したいけど何から始めて良いか分からないという人は、プレゼントを通じてピンクリボン活動に協力するという方法もあります。

SPLASHでは「ピンクリボンラッピング」というギフト包装を通じて、10年以上にわたってほほえみ基金への寄付を促進するための取り組みを行っています。ブラジャーやランジェリーをご購入いただく際に、ピンクリボンラッピングのギフト包装オプションを選択することで、その売り上げの一部がほほえみ基金に寄付されるという仕組みです。

SPLASHのクローゼットBOXに入れピンクリボンでラッピング
SPLASHのクローゼットBOXに入れピンクリボンでラッピング

SPLASHのピンクリボンラッピングは、あなたを大切に思っていますという気持ちと、乳がん健診の大切さを伝えるメッセージカードがランジェリーに添えられています。これにより、乳がん患者やその家族への支援が行われるだけでなく、大切な女性への思いやりとサポートする意思を伝えることができます。

SPLASHでもピンクリボンラッピングの申込みが年々増加傾向にあり、ピンクリボンのランジェリーギフトが女性へのプレゼントとして徐々に定着しつつあることを実感しています。ピンクリボン活動のロゴマークがプリントされたピンク色のリボンをラッピングに使用しているため、その女性らしい雰囲気が好まれているのかもしれません。また、ブラジャーやランジェリーという商品が乳がん啓発活動との親和性が高く、ピンクリボン活動を支援するプレゼントとして選ばれているのかもしれません。

私たちの取り組みが、乳がんに関する正しい知識を広め、検診の重要性や早期発見の重要性、そして早期発見すれば治る病気であることを大切な人に伝える手段としてお役に立てることを心から願っています。大切な女性へランジェリーのギフトを贈る際には、ぜひ乳がんの啓蒙と相手への思いやりを伝えるピンクリボンラッピングをご利用ください。

ほほえみ基金への寄付となるピンクリボン
ほほえみ基金への寄付となるピンクリボン
SPLASHのピンクリボンGIFTはこちら

ピンクリボンと乳がん対策の最前線

世界各国や日本全国においてピンクリボン活動が普及している一方で、日本における乳がん患者数は年々増加しており、約30年で5倍に増加しています。2019年の資料によれば、女性が罹患するがんの中で一番多いのが乳がんで、全体の割合は22.5%という調査結果もあります。世界中で乳がん対策は重要な課題となっています。

重要度が広がる乳がん検診も進化しています
重要度が広がる乳がん検診も進化しています

まずは乳がん患者数の増加を抑えることが最重要ですが、すでに乳がんを患ってしまった女性向けの乳がん対策も日々進化しています。最新医療の導入により、最近では頭皮冷却療法の国内での開始や、抗がん薬のキイトルーダ(ペムブロリズマブ)の早期乳がんの術前・術後補助化学療法への適用など、新しい治療法も増えました。しかし、その効果を十分に発揮するためには、エビデンスに基づく情報の普及と適切な検査や治療法の選択が大切です。医療機関が患者と十分なコミュニケーションを図り、適切な判断を下すことも重要となります。

このように様々な最新の治療法が出てきましたが、ピンクリボン活動の本来の目的は「早期発見・早期治療」です。乳がんは早期発見、早期治療をすれば十分に治る可能性がある病気です。そのためにも、定期的にがん検診を受診することが大切です。

世界を変えるピンクリボンの未来

ピンクリボン生みの親と言われるシャーロット・ヘイリーが、自家製のピンクリボンで乳がんの啓発活動に参加してから約30年。これほどまでに長い時を経てピンクリボン活動は世界的なキャンペーンへと拡大しました。もし彼女が今も生きていたら何を思うのでしょうか。自身の活動がいまなお世界中で拡大し続けていることを喜ぶでしょうか。それとも30年たった今でも乳がん患者が増え続けていることを憂うのでしょうか。

早期発見、早期治療でがんは治る病気に
早期発見、早期治療でがんは治る病気に

乳がんは早期発見、早期治療をすれば十分に治る可能性がある病気です。私たちSPLASHも、ピンクリボンラッピングを通じて「ほほえみ基金」への寄付を継続すると同時に、その他の乳がん啓発活動や社会貢献活動に取り組んでまいります。まずは自分たちにできることから少しずつ。小さな一歩が大きな一歩につながりますように。

SPLASHのピンクリボンGIFTはこちら

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